「E3 2021」で発表された気になる新作情報のメモ。
この手の記事を書き殴るの、大分久々だ……。
≪6/13:Ubisoft Forward、Devolver MaxPass+ Showcase≫
▼マリオとラビッツが、今度は宇宙の旅へ。『マリオ+ラビッツ最新作(仮称)』は2022年発売。(任天堂:トピックス)
▼「ファークライ6」、シーズンパスには“過去作の悪役になれる”コンテンツが収録予定(GAME Watch)
▼映画「アバター」の世界がゲームに。「Avatar: Frontiers of Pandora」発売決定!(GAME Watch)
▼[E3 2021]「ウォッチドッグス レギオン」,初代主人公“エイデン・ピアース”が登場するDLC“Bloodline”のアナウンストレイラーが公開(4Gamer.net)
▼[E3 2021]多彩なエクストリームスポーツを楽しめる「Riders Republic」は9月2日にリリース。ゲームプレイを収めたトレイラーが公開(4Gamer.net)
▼剣戟アクション「Trek to Yomi」の制作が発表。モノトーンで描かれる日本の風景が美しい,2.5Dのアクションゲーム(4Gamer.net)
▼死神アクション『Death’s Door』7月21日発売決定。スタジオ過去作『Titan Souls』もSteamで無料配布中(AUTOMATON)
▼Switch向け2Dシューター「Demon Throttle」の制作が明らかに。パッケージ版のみで2022年内の発売を予定(4Gamer.net)
E3と言えば、何かしらサプライズを仕込んでくるユービーアイ。
今回もバッチリあった。しかも、マリオラビッツの続編!
前作が非常に面白く、やり応え抜群の良作ストラテジーだっただけに、続編発売は凄く嬉しい!海外での大ヒットがこれに繋がったのだとなればめでたすぎる。今のところ、システム面で前作とどの辺りが変わったのかは詳しく紹介されていないが、スクリーンショットを見るだけでもワクワクしてくるものがある。しかも今回はストーリー的にも敵の親玉が新キャラという点で期待が膨らむ。(一応、前作も新キャラだったが)
気がかりなのは退屈気味だった探索がどうなっているのかだが、ユービーアイの完全新規タイトルは、2作目以降に化けるという法則が『アサシンクリード』、『ウォッチドッグス』などのタイトルにおいて証明されている。マリオラビッツは1作目の時点で十分に出来は良かったけど、今回の続編もその法則に則った出来になることを祈る!早くも発売の時が楽しみだ。あと、願わくば日本語版のコマーシャルは前作のノリでやってくれればと思う(笑)。
そして、今回も信頼と安心と血の気と暴力満載のデボルバー。発表内容以上に映像作品としても普通に楽しめてしまう作りに唸ってしまった。年々進化し続けていますな、ここは(笑)。これぞまさに我が道を往く。。
発表された新作の中ではダントツで『Trek to Yomi』が強烈だった。黒澤映画への圧倒的な影響と敬意、そして『ゴースト・オブ・ツシマ』への対抗意識を隠しきれないモノクロ時代劇調横スクロールアクション。しかも、バッチリ日本語対応。音声も吹き替え仕様。PCに留まらず、スイッチ以外の現行家庭用機全てに展開予定。発売は来年とまだ先だが、これはぜひとも確保の方向で。ツシマにちなんで、機種は現時点でPS4版を選ぶ方向で行こう。
さらにあのネコロイドこと『Gato Roboto』の開発チームも新作『Demon Throttle』を発表。しかも、こちらはスイッチのみでダウンロード版無しのパッケージ専売!昨今のトレンドに逆行するかのごとし販売スタイル!極め付けにストーリー設定もなんかエグい!(詳細は自粛)
この形態だと日本語版の登場も難しそうだが、いざとなれば海外版を直接買うのも選択肢に入れよう。願わくば『Gato Roboto』に続く形でローカライズされて欲しいが。
ひとまず、架け橋さんの動きに期待を寄せるとしよう。。
≪6/14:PC Gaming Show 2021、Xbox & Bethesda Games Showcaseほか≫
▼ベセスダの新作RPG『スターフィールド』が2022年11月11日に発売決定。対象プラットフォームはXbox Series X|SとPCに、Xbox Game Passに初日から対応(電ファミニコゲーマー)
▼「ディアブロ II リザレクテッド」2021年9月24日に発売決定!オープンベータテストの開催も発表(Gamer)
▼[E3 2021]「SacriFire」の2022年リリースへ向けてクラウドファンディングが開始。1990年代のタイトルをインスパイアしたRPG(4Gamer.net)
▼[E3 2021]ドット絵の美しい2.5Dアクション「REPLACED」が2022年にリリース。人体に閉じ込められたAIの戦いを描く(4Game.net)
▼『ファイナルファンタジー』シリーズ6作までのピクセルリマスターが正式発表。Steamとモバイル向けにリリース予定(電ファミニコゲーマー)
▼「BABYLON’S FALL」は“ハック&スラッシュ”をベースとしたアクションを楽しめるオンラインマルチプレイタイトル!【E3 2021】(Gamer)
マイクロソフト傘下になったのが記憶に新しいベセスダとのセットで実施された、今回のXbox関連。ただ、思いのほかインパクトのある情報が出てこなかった。個人的にリブート版『パーフェクトダーク』の続報が来るのかなと読んでいたのに、残念ながらパの字もなかった。なんてこった。
同日に行われたスクエニ絡みもパッとしなかった印象。
ただ、『ディアブロ II リザレクテッド』の発売日決定は嬉しい。
あと『REPLACED』はかなりビビっとくるものがあった。今年も続報なしに終わった(というか、開発が難航中らしいが)『The Last Night』的な臭いもそこそこに(汗)。
どちらが先に出るだろう。なんとなく、こちらになりそうな予感がするけど……。
≪6/15:Capcom E3 2021 Showcaseほか≫
▼[E3 2021]「バイオハザード RE:バース」のリリースが7月に決定(4Gamer.net)
▼『モンスターハンターストーリーズ2』の体験版配信が発表。物語の序盤がプレイでき製品版へのデータ引き継ぎも可能。発売後の無料アップデート実施も決定(電ファミニコゲーマー)
▼『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』の続編が『River City Girls 2』として正式に発表。前作主人公以外にも新操作キャラクターが追加され、2022年発売へ(電ファミニコゲーマー)
▼「シャンティ」シリーズ全作がPS5に登場。ゲームボーイカラー用だった初代はPS4向けにもリリース(4Gamer.net)
カプコンの発表には思わず「……え?」と声が出た。
ほとんど既存タイトル、近日発売タイトルの続報。
PS5向けに開発中の新作『プラグマタ』の続報もなければ、新発表のタイトルも何もない、驚くほど素っ気ない内容。正直、これしか発表できないなら、やらない方が返って良かったのでは……。
他の発表も総じてパッとしなかった。
≪6/16:Nintendo Direct E3 2021≫
▼Nintendo Direct | E3 2021
▼「探索」と「恐怖」、2つの刺激が融合。シリーズ 19年ぶりの最新作『メトロイド ドレッド』がNintendo Switchに登場。(任天堂:トピックス)
▼『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編の新たな映像を公開。2022年発売予定。(任天堂:トピックス)
▼軍事シミュレーションゲーム『ゲームボーイウォーズアドバンス』のリメイク版『Advance Wars』海外でNintendo Switch向けに12月3日発売へ。2001年に発売された『ファミコンウォーズ』系譜作品(電ファミニコゲーマー)
▼「メイド イン ワリオ」シリーズ最新作がNintendo Switchに登場。ふたりで一緒に楽しめる『おすそわける メイド イン ワリオ』は9月10日発売。(任天堂:トピックス)
▼懐かしの「ゼルダの伝説」が遊べる「ゲーム&ウオッチ」が新登場。11月12日(金)発売。(任天堂:トピックス)
▼「パワポケ」シリーズの新作が10年ぶりにNintendo Switchで復活。『パワプロクンポケットR』今冬に発売決定。(任天堂:トピックス)
▼[E3 2021]「真・女神転生V」の発売日は2021年11月11日。世界観やゲームシステムを紹介する新ムービーも公開に(4Gamer.net)
▼[E3 2021]ケイブの弾幕STG「虫姫さま」がSwitchで配信開始。「エスプガルーダII」「怒首領蜂 大復活」も順次配信へ(4Gamer.net)
地味な発表が続いた影響で、発表内容が余計に注目される事態になったE3版ニンテンドーダイレクト。発売を今か今かと待っていた『ファミコン探偵倶楽部』がようやく発売されたのもあって、今回は久しぶりに真っ白な気持ちで時間の流れに身を任せるがままに見た。
その結果、今回のサプライズとして飛び出してきたものは……
2Dメトロイド完全新作『メトロイド ドレッド』。
(・∇・)。o O (Good Morning , METROID……!) pic.twitter.com/OnomGn5o3l
— シェループ (@shelloop) June 16, 2021
四の五言わず予約購入に走った。
なんという僥倖!!
まさか2021年がファミ探のみならず、2Dメトロイド新作も遊べる年になるなんて!
というか、ファミ探の資料集(調査ファイル)にて坂本賀勇さんが言及していた「別プロジェクト」って、これと別途発表された『おすそわけるメイド・イン・ワリオ』だったのか!そんな最中でファミ探も監修されていただなんて、あまりにも畏れ多い……!圧倒的大感謝!そして、個人的な2017年度新作ベスト5にも名を連ねた大傑作リメイク『メトロイド サムスリターンズ』に引き続き参加されるマーキュリースチームに敬礼!
坂本さんもコメントされている通り、ドレッドはかなり前より幻の続編として噂されることのあったメトロイドで、そもそも本当に作っていたのかどうかもハッキリしない新作だった。
結局、『メトロイド アザーエム』や『メトロイド サムスリターンズ』などの新作が登場したことで、本当に幻に消えたと思っていたが……まさか正夢になって蘇るだなんて寝耳に水。
『メトロイド5』(なんと胸が熱くなる響きだ……)の名も冠している通り、ストーリーは『メトロイド4』こと『メトロイドフュージョン』の後。シリーズで最も新しい時系列で、前作で全滅させたはずの寄生生物「X(エックス)」にまつわる内容になる模様。また、フュージョンにて猛威を振るった強敵「SA-X」と、初代メトロイドのリメイク作『メトロイド ゼロミッション』の第2部にてサムスを追撃した「ゼーベス星人」のエッセンスを盛り込んだ恐怖の存在「E.M.M.I.(エミー)」が登場。あちこちに出現しては、サムスを追いかけてくるらしい。ちなみに追いつかれば即死(ゲームオーバー)。その時点でも過去の2体以上にヤバいヤツになるのが分かる(笑)。しかも今回のテーマは「恐怖」。いや、メトロイドはずっとその要素があるじゃんかとツッコみたくなるが、わざわざ出す辺りに今までとは違う雰囲気を感じる……。
さらにシステム周りは『サムスリターンズ』を継承しているようで、「メレーカウンター」と「エイオンアビリティ」、「フリーエイム」が続投。さらに新アクションとして、どこのロックマンだと言いたくなる「スライディング」、装備絡みでエイオンを消費する「ファントムクローク」も追加。サムスリターンズ以上にスピーディ、かつダイナミックなアクションが楽しめるようになっているらしい。
そして、フュージョンの後ということで、ストーリーにはアダムも登場する模様。ダイレクト後のツリーハウスの映像を見る限り、音声付きで喋るらしく(※聞き違いの可能性もある)、日本語版はやはりリメイク版ファミ探(うしろに立つ少女)において、素晴らしい名演をされた”あの御方”が配役・続投されるのかどうかで注目される(笑)。
他にストーリーには鳥人族こと「チョウゾ」の生き残りと思しきキャラクターも登場するらしく、その容姿が『サムスリターンズ』の「チョウゾメモリー」(10枚目)に登場した鳥人族と共通していることから、同メモリーで貼られた伏線の回収がありそうなのも期待させられる。
また、今回でサムスとメトロイドの関係に一区切りが着くとか。一体、どういうこと……?
非常に気になること山盛りだが、後のことは今後更新される開発者ダイアリーを確かめながら、10月8日の製品版発売を待とう。今回もサムスリターンズに倣い、クリア後も徹底的にやり込む。また、今のところ予約はしていないけど、サムスとエミーのamiibo2体も近い内に確保だ。今回はamiibo関連のアンロックも大人しめらしいので、本当に全てにおいてサムスリターンズからの進化を感じられる新作になりそうだ。
早くも10月が待ち遠しい!
というか、ファミ探発売で空いた空白をメトロイドが埋めようとは(笑)。
今年はマジで坂本さん作品の1年ですな……。
この調子で次は『カエルの為に鐘は鳴る』のリメイク……は難しいか(汗)。
(しかし、リメイク版ファミ探で制作チームが再結集したんで、もしかしたら……)
他にもついに最新映像が公開された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編、まさかの白黒版『夢をみる島』をも収録した最新版『ゲーム&ウオッチ』、さすがにそれがダイレクト後配信開始になるとは思いもしなかった『虫姫さま』、満を持しての発売日決定となった『真・女神転生V』が印象的だった。
ただ、全体としてはほとんどメトロイドに喰われた(汗)。
そんな具合に大満足のまま終了……と余韻に浸る中、なんと海外向けに『ゲームボーイウォーズアドバンス1+2』のフルリメイク版が発表されていたとの衝撃の報せが飛び込んでくるという。なぜ日本の方では紹介しなかった?確かに近年のシリーズは海外優先にシフトしていたが、久々の復活で、日本でも発売されて好評を博したシリーズ作の情報を伏せるのはちょっと腑に落ちない。後々販売予定ならいいのだけど。それに仮に未発売が決まってしまったとしても、海外アカウントは作ってあるから、ダウンロード版の購入は問題なく行える。ただ、紹介ページによれば日本語は収録されない模様。本気で販売のつもりはない、ってことなのか。
最近はインディーで『タイニーメタル』や『Wargroove』と言ったオマージュ作も出ているが、どちらも手触りの面はいま一歩で、やっぱり本家が遊びたいなとの思いがあるんだよな……。とりあえず、しばし動向を見守って、未発売を貫き通すのであれば海外版へ突撃。日本展開があるならそちら待ち。その方向で行こう。
できることなら、発売直前とかに『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』に『スーパーファミコンウォーズ』を追加してくれれば、となるが(汗)。あれが遊べるだけでもだいぶ、欲求不満は解消されるし。。
そんな具合に最後の最後で若干、モヤっとさせられたのが残念。
ただ、E3全体としてはニンテンドーダイレクトが最も印象的、かつ盛り上がった感じだった。
ユービーアイ、マイクロソフト(Xbox)、デボルバーも悪くはなかったが、それ以外のカプコンと任天堂の次に放送されたバンダイナムコは幾ら何でも拍子抜けがすぎる。何らかの制約があったのかどうかは知らないが、折角のお祭りなのだから、できれば未発表タイトルを幾つか出して盛り上げて欲しかった。数はそれほどでは無かったけど、FF1~6のリマスターなど、気になる報せは相応にあったスクエニぐらいは最低でもやってくれないと。
来年は恐らく現地側も復活するだろうから、巻き返しに期待する。
まあ、それよりも前に件の2社は何かを発表するかもしれないが。