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≫デストロイオールヒューマンズ!
■発売元 セガ(※廉価版はTHQ)
■開発元 パンデミックスタジオ
■ジャンル マニアック・アクションアドベンチャー
■CERO C(15歳以上対象) ※過度の出血、暴力描写等あり
■定価 7140円(税込)<廉価版:3129円(税込)>
▼Information
■プレイ人数 1人
■セーブデータ数 3つ(※使用容量:138KB以上)
■その他 プレイステーション2専用メモリーカード対応、アナログコントローラ専用
■総説明書ページ数 29ページ
■推定クリア時間 15時間〜18時間(エンディング目的)、50〜60時間(完全攻略目的)
豊臣秀吉が、まだ木下藤吉郎だった頃からざっと400年後の1947年。
アメリカのとある軍事基地に異星人の円盤が墜落した。

それから10年後の1957年。
銀河の彼方にある惑星『フュロン』では、遺伝子研究の第一人者『オルソポックス』が地球に降り立って以降、行方不明になった『クリプト136』の事を心配し、眠れない日々を送っていた。『クリプト136』とは、ポックスが作り上げたクローン『クリプトスポリジウム型』の136番目の生命体の事である。彼は量産したクローンを銀河中に派遣し、未開惑星の原住生物が作り出す脳内麻薬『エンドルフィン』を集めさせていた。貧乏な科学者である彼にしてみれば、エンドルフィンは生計を立てる為の命綱。それだけに136の音信不通は重大な問題なのだった。

そんな136を探すべく、ここぞとばかりに留守番に甘んじていた136の弟、『クリプト137』は地球行きを志願する。ポックス曰く、地球には野蛮で残酷な原住生物『ニンゲン』が居るという。
果たして、クリプト137は無事に兄を見つけ出せるのだろうか?
今ここに、人間と宇宙人のファーストコンタクトによる大騒動が幕を開ける!
▼Points Check
--- Good Point ---
◆宇宙人である設定を余す事無く反映させた、ユニークでちょっぴり過激なゲームデザイン
◆舞台設定、元の海外版を完全に無視し、日本独自の仕様を仰山盛り込んだ驚愕のローカライズ
◆ご意見無用、突っ込み上等の濃過ぎるストーリー
◆ネタまみれのストーリーを一層可笑しいものへと引き立てている、豪華声優陣の熱演
◆武器による攻撃、念力、更には変身と多彩且つ、宇宙人らしさ溢れるクリプトのアクション
◆電撃照射、高熱弾、更には浣腸ビームまで、面白くて突っ込み所満載の武器バリエーション
◆建物を破壊しまくる爽快感と宇宙人の無差別攻撃の楽しさ(?)が存分に味わるUFOパート(建物を破壊した後、地上に戻るとその状態が維持されるなど、芸も細かい)
◆フィールド上を歩く民間人の心の声を聞き出せるという、プレイヤーの好奇心を大いに刺激する遊びが楽しめる念力技『脳波スキャン』(しかも、心の声はフルボイス仕様!)
◆貴重品回収、破壊工作、防衛戦など、バリエーション豊かなストーリーミッション
◆多彩なミッションと豊富な仕掛けでプレイヤーを終始飽きさせない、珠玉のレベルデザイン
◆広大且つ、街並みと建造物の細部に至るまで、丁寧な作り込みが炸裂したフィールドマップ
◆宇宙人に対する人間の警戒感、殺る気をビンビンに実感させられる、歯応え抜群の難易度設定
◆全30話(但し、12話欠番)に及ぶメインシナリオ、サブミッション、兵装の強化を始めとするやり込み要素も豊富に収録した、濃密で遊び応え十分のボリューム
◆適切なボタン配置とレスポンスの良さが光る、秀逸な操作性
◆キャラクターモデル、建造物等、PS2後期作品ならではの質の高さが炸裂したグラフィック
◆如何にもSF映画な怪しく、時に壮大な雰囲気を作り出す印象的な音楽
◆やたら豪華な特典要素(何と、『ガメラ』のダイジェスト版を収録!他にも稀少な映画が!)
◆仰々しさ抜群のエフェクト演出(物理演算による挙動も地味に見所)

--- Bad Point ---
◆違和感だらけのメニュー操作(×で決定、△ボタンでキャンセルという腑に落ちない設定)
◆逆に言えば、アクション初心者には厳しい難易度設定(特にストーリー後半以降が苛烈)
◆一部のフリーズ現象(軍隊が集結した際に離脱を行うと時折発生する)
◆ピンチになった時に決まって回復行動を行う影響で長期戦に陥り易い為、余程の根気が必要とされる最終ボス戦(おまけにボス自体の強さにも突っ込み所が多過ぎる)
◆イマイチ曖昧なUFOの耐久値(ゲージがゼロになっても敵の攻撃に耐えられたりする)
◆少し細めのデザインな為、若干読み難さがある文字フォント
▼Review ≪Last Update : 12/15/2013≫
「車乗るなら絶対、品川ナンバーよ。」

※By:アメリカ人の女性。


2005年にTHQより発売され、その暴力的過ぎる内容で話題を呼んだアクションアドベンチャーゲーム『Destroy All Humans!』の日本語ローカライズ版。製作にはセガのほか、山本弘、佐藤大輔、ムトウユージ、大倉雅彦と言った作家、アニメ監督がシナリオ担当で参加している。

膨大なネタを詰め込んだシナリオが光る、マニアックにも程がある傑作だ。

ゲーム内容は複数の箱庭型フィールドを舞台に繰り広げられる、ミッションクリア型アクションアドベンチャーゲーム。主人公の火星人…もとい、フュロン星人クリプト137を操作して貴重品の回収、破壊工作、敵地への潜入などの任務を遂行し、ストーリーを進めていくというものである。
本編は話単位で区切られたシナリオを進めていく形で展開。基本的にシナリオ中に課せられる任務を全て達成するとクリアとなり、次のシナリオに進む仕組みとなっている。また、本編及びシナリオごとの任務は一本道で展開。一度クリアしたシナリオは後々プレイする事はできないほか、脇道に逸れる事も許されない自由度の低い作りになっている。ただ、シナリオの舞台になったマップは何度も訪れる事が可能。また、クリア済みのマップでは『サブミッション』が開放されるなど、やり込み的な遊びも盛り込まれている。メインのシナリオは縛りの多い構成だが、箱庭型のフィールドを舞台にしたゲームならではの自由に空間を動き回る遊びもやり込み的な位置付けでしっかりと実装。一本道とフリースタイル、二つの遊びが一度に楽しめる、お得感溢れる構成に仕上げられている。
プレイヤーの操作はサードパーソンシューティング(TPS)のスタイルを踏襲。左のスティックでキャラクターを動かし、右スティックで照準を動かすというものになっている。かと言って、本編に激しい銃撃戦が用意されている訳ではない。一応、銃で攻撃してくる敵は出てくるが、弾幕は全然激しくなく、一般的なアクションゲームと大差ない程度。いわゆる、TPS操作で遊ぶアクションゲームと言った具合。やや照準を合わせる操作が求められる場面もあるが、TPSを遊んだ事がないプレイヤーでも馴染める操作に仕上げられている。そのプレイヤーことクリプトのアクションもTPSらしからぬものが満載。電撃を照射する『ザッパー』を始めとする銃火器の使用、ジェットパックによる空中浮遊、更には人間を操り人形にする『催眠術』、頭の中を読み取る『脳波スキャン』、宙に浮かせて遠くに飛ばしたり地面に叩きつける『サイコキネシス』、挙句の果てには人間のエンドルフィンを取り出す『抽出』など、これぞ宇宙人な過激なアクションが取り揃っている。
また、更なるアクションとして『変身』。その名の通り、民間人に変身するアクションで、本編ではこれを使って敵の目を欺き、目的地への潜入を目指すステルスゲーム的な要素も盛り込まれている。実際の所、今作では民間人が多数行き交う街がシナリオの舞台として登場する為、この変身による潜入は基本中の基本となってくる。無論、仮に民間人に見つかれば、警察や特殊部隊、挙句の果てには軍隊と言った敵が大挙してやってきて、集中砲火を浴びる羽目になる。当然、下手に歯向かおうとすればするほど軍勢が過激化。最悪の場合、任務遂行が困難になってゲームオーバーになってしまう事もある。それに変身して成り済ますにも、変身を保ったり、サイコキネシスなどを使うのに必要な『ESPゲージ』が尽きてしまうと強制的に解除されてしまうほか、ゲームが進むと『マジェスティック』なる変身を打ち破る敵も出てくるので、常に危険が伴う。こんな相手に気付かれず、静かに動くと言った場面も豊富に用意。如何にも宇宙人らしいハチャメチャさ、地球人から見た宇宙人という設定の二つを見事に活かした、独特の緊張感に富んだゲーム性を演出している。
他にも、今作では宇宙人と言ったらこの乗り物とも言うべきUFOを操作するパートも用意。実際に上空を飛び、熱線砲と言った武器を使って地上の建物を焼き払うという過激なミッションも用意されている。更にクリプト、UFO共にゲームが進むと武器の種類が増えるほか、人間から抽出した『エンドルフィン』を使って兵装を強化する事も可能。遊べば遊ぶほど、下等生物…もとい、地球人をボロカスにする為の力が備わっていくようにもなっている。
何となく過激な事を書いたが、それが今作の真髄なのだから仕方がない。全体的にはオーソドックスな箱庭空間を舞台にしたミッションクリア型アクションアドベンチャーという格好だが、宇宙人という設定を活かしたスリリングなステルス要素とハチャメチャなアクションで、唯一無二の緊張感と過激さを演出。更に地上のみならず、空中でも戦いが展開されたりと、意外にスケールも大きめとなっている。まさに『デストロイ』の題名に相応しいゲームデザイン、何でもあり感、宇宙人感(?)てんこ盛りの密度の濃い内容になっている。

そして、今作の売りは宇宙人という設定を最大限に活かしたゲーム性とアクション…ではなく、シナリオだ。
単刀直入に言おう。今作のシナリオは馬鹿だ。脳味噌腐っているんじゃないのかと本気で疑ってしまうくらいに馬鹿だ。勿論、これは批判の意味で言っている訳ではない。褒めている意味で馬鹿だと言っている。何でそこまで馬鹿なのかというと、右を向いても左を向いてもネタしかないからだ!一応、ストーリー自体は宇宙人のクリプトが兄である136を救出するはずが、次第に地球人のエンドルフィン総回収へと進んで行く非常に暴力的な内容であるのだが…

◆主人公のクリプト137、サポート役のポックス博士は関西弁で喋る。しかも似非。
◆各シナリオの題名が「クリプト大地に立つ!」など、何処かで聞いた事のあるものばかり。
◆民間人に脳波スキャンをかけると以下のような事を言い出す。(これでも一部)
≫「分かった、犯人はスケキヨだ!
≫「ユタはそんな田舎じゃないヨ」
≫「ナウなヤングにバカうけ!」
≫「オラの牛が殺されただ。牛を殺せるのは「マス大山」という達人だけらしいから、きっとそいつが犯人だ!」
≫「ひどい、南極に犬を置き去りにしたなんて!
≫「ムッシュ・ムラムラー」
≫「宇宙人、異次元人、未来人、超能力者は私のところに来なさい」
≫「ドイツの科学は世界一ィィ!


◆更に民間人は街中で以下のような事も喋る。(これでも一部)
≫「逃げるやつは逮捕なのだ。」
≫「左翼弾幕薄いんじゃないの?
≫「あっと驚くタメゴロ〜!」
≫「スナッチャーだ!
≫「ダメだこりゃ。」


◆また、本編のシナリオでも「少佐が人形遣いになるのか。」、「そんな奴、修正してやるぅ!」、「当たらなければどうということはない!」と言った台詞が。(これも一部)
◆あるステージで『ガメラ』(※本物)の一部が流れる。

などなど、ボケに次ぐボケの連続というあまりにも酷い(褒め言葉)有様。暴力的でありながら全く殺伐さを感じさせない、むしろ笑わずにはいられないシナリオになっている。
しかも驚くべきはネタの膨大さ。上記に紹介したのは一部に過ぎず、他にも百を超えるネタが本編には収録されている。ネタの範囲もSF、アニメ、ドラマ、小説、映画、芸能と異様に広く、中には40代後半の世代でないと理解できないネタまで用意されているほど。そこまでマニアックなものまであるとなると、知らない世代には楽しめないのではと思うかもしれないが、肝心のシナリオ自体がギャグ全開なので、知らなくても十分に笑える作り。若い世代もしっかりと楽しめる内容になっている。無論、ネタ元を知っていれば知るほど面白さは倍増。エンディングを迎えた後、ネタ元を調べて二周目に入ってみると、一周目の時以上にギャグを深く理解でき、その奥深さに浸るなんて楽しみ方もできてしまう。そんな二周目以降のリプレイ性を高める要素としてもこのシナリオは見事に機能。ゲームを魅力的に引き立てるシナリオとしては、もはや完璧としか言いようのない出来と言っても良いだろう。
また、全てがフルボイスというのも何気に恐ろしい部分。実は先に紹介した珍妙な台詞は全て声付きなのである。メインのシナリオに直結しない、どうみてもくだらない台詞なのに声が付いているのだ。しかも、出演声優陣もあり得ないほど豪華。主人公のクリプトには『ONE PIECE』のウソップ役、『名探偵コナン』の工藤新一役などで知られる山口勝平、サポートのポックス博士には『フルハウス』のダニー・タナーの吹き替えなどで知られる大塚芳忠という実力派を起用。更に脇役に青野武、富田耕生、滝沢ロコ、長島雄一(現:チョー)、大川透、田中敦子、ナレーションには広川太一郎と言った、声優に詳しくない方でも一度は耳にした事のある声の持ち主が多数参加。エキストラ役にも根本圭子、伊丸岡篤、松本大、宗矢樹頼と言った知る人ぞ知る方々が参加している。そんな聞き覚えのある声の持ち主達が上記の珍妙な台詞を次々と言い放つので、ネタ元を知らなくても笑ってしまうのは必至。良い意味でやり過ぎにも程があるキャスティングとなっている。
更にこのフルボイスはゲーム本編の展開をより魅力的なものに引き立てている点でも見逃せない。特に脳波スキャンがその恩恵を直に受けていて、民間人などをスキャンする度に珍妙な台詞がフルボイスで飛び出すのもあってか、単にスキャンするだけでも十分な面白さが堪能できるものに仕上げられている。しかも、民間人もマップによっては違う為、進めば進むほど新しいネタが出てくるので、モチベーションも落ちない。あまりゲーム本編とは直結しないお遊びではあるが、こう言ったネタと声優陣の名演技によってゲームを進める楽しさ、世界に浸る楽しさを演出しているのは実に見事。単にウケ狙いで終わらせず、ゲームを楽しいものにする為の仕掛けとして残す辺りはさすがの一言に尽きるばかりだ。まさにネタと声優陣の有効活用とはこの事。楽しさを引き立てる好例と言っても過言ではないだろう。
その他、肝心のゲーム本編もレベルデザインの完成度が非常に高い。貴重品回収や特定人物の撃破、UFOに搭乗しての建造物破壊、防衛など、多彩なミッションが次々と現れるので、プレイヤーを全く飽きさせない。敵の種類や仕掛けも豊富で、マジェスティックの面々、武器を一定時間使用不能にする毒電波を発するEMPマインなど、プレイヤーを悩ますものが進めば進むほど登場するので、単調な展開になり難いのも見事だ。
ただ、難易度が高めに設定されている為、ネタを楽しもうにも楽しめない場面があるのはタマにキズ。序盤は平均的な難易度なのだが、後半以降からはきついミッションが多数登場する為、アクションゲームが苦手なプレイヤーには厳しい調整になってしまっている。一応、純粋にネタを楽しむ為に無敵モードも用意されているのだが、それが無いと楽しむ余裕もない辺りは兼ね合いを間違えた感は否めない。ただ、バランス自体は理不尽ではなく、手応えのあるまとまった調整になっているのはせめてもの救いだ。
そんな兼ね合いの悪さがタマにキズだが、それを払拭するほどシナリオのネタ濃度は高い。冗談抜きにこのシナリオ目的で今作を買っても、絶対に後悔しないと言っても良いくらいだ。宇宙人という設定を活かしたゲームデザインも結構魅力的なのに、シナリオがそれを食うほどの存在感とは本末転倒も甚だしい?それほどまでに今作はシナリオの完成度とネタ濃度が桁違い。伝説級と言っても良いほどの凄味が満ち溢れているのだ。

ボリュームもメインシナリオが30話(※但し、12話は欠番)と遊び応え抜群。更に先ほどにも紹介したが、サブミッションなどのやり込みも多数あるほか、ネタ探しと言ったリプレイ性を高める仕掛けもあるので、結構長く遊ぶ事ができる。
TPSスタイルの操作に関しても非常に良い出来だ。ボタン配置、キーレスポンスまでしっくり来る気持ちの良いものに仕上げられている。ただ、メニュー周りの操作はやや難ありで、×ボタンが決定で、△ボタンがキャンセルというのは違和感がある。慣れれば問題ないが、できれば○ボタンを決定にし、×ボタンをキャンセルにする一般的にも慣れ親しんだ操作に割り当てて欲しかったところだ。些細な欠点ではあるが、ちょっと勿体無い。
グラフィックの出来に関してはかなりのもの。特に建造物全般、キャラクターモデルはなかなか凝ったものに仕上げられている。これらのグラフィックで構築された箱庭空間も圧巻の一言。意外な所に隠しアイテムがあったりなど、探索する楽しさを引き立てる要素も満載なほか、UFOで建物を破壊した後に地上へ戻ると、その破壊した状態のままになるなど、説得力を兼ね備えた作り込みが凝らされているのも素晴らしい。
また、エフェクトの出来もなかなか。特に爆発は質感満点の効果音とも合わさって迫力のあるものになっている。音も良く、単に壊すだけでも爽快な気持ちに浸れるのも見事だ。

音楽も状況に応じて楽曲が変化していく演出重視の作りなのが面白い。曲自体も良いものが揃っており、特にボス戦で流れるシリアスで荘厳な曲は要チェックだ。
その他、特典要素も出演声優陣のメッセージ、本編で登場する『ガメラ』のダイジェストを鑑賞できるモードなど非常に豪華。映画は『ガメラ』以外にも『プラン9 アウター・イン・ザ・スペース』、『宇宙から来たティーンエイジャー』が収録されており、この内、後者はDVD化もされてない幻の作品。しかも、これだけは丸々一本が収録されているという贅沢っぷりだ。映画ファンなら、絶対にチェックしなければならないのは言うまでもない。
後半にかけての難易度の高さ、軍隊が集結した際に離脱を行うと発生するフリーズなど、少し残念な所も散見されるが、アクションアドベンチャーとしての完成度は高く、ネタだらけのシナリオを堪能するだけでも十分お腹いっぱいになれるとんでもないゲームになっている。少し過激な描写やブラックジョークもあるが、プレイした者に計り知れない笑撃と充実感を提供する驚愕の魅力を兼ね備えた今作。アクションゲーム好き、ネタゲー好き必携のマニアック過ぎる傑作だ。このネタまみれで声優陣まで豪華なシナリオ、他では絶対に味わえない。結構お薦めです。
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