≫【ゲーム回想録2023】:新作&旧作ベスト5ほか
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2023年に発売・購入した新作、旧作タイトルの個人的なベスト5、10部門別ピックアップの記録。
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≪Latest Update :1/14/2024 | First Publication Date:1/14/2024≫
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【New title Best 5】
■パラノマサイト FILE23 本所七不思議(NS/PC)
秘術で相手を呪い殺すバトルモノと思わせて、実はホラーミステリーだったストーリーに魅了された傑作。システム、演出周りのストーリーへの活かし方も見事だった。津詰徹生と黒鈴ミヲという推しキャラ2人との出会いがあったのも印象深い。
■ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム(NS)
クラフト要素の導入により、攻略自由度がさらに増した謎解き、空から地底にまで広がったフィールドに圧倒された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編。前作をWii U版で経験したことから、携帯モードと探索要素の相性の良さにも驚かされた。
■Gravity Circuit(グラビティサーキット)(PC/PS5/NS)
『ロックマン』フォロワーの最高傑作にして(個人的に)越えられない壁。格闘ゲーム風の戦闘スタイル、「投げ」の爽快感と使いこなすことで一変するゲームスピードの独自性が素晴らしかった。サントラ購入不可避だった音楽も満足度高し。
■Redemption Reapers(リデンプションリーパーズ)(NS)
物量差で攻めてくる敵に対して、手数で勝る少数の自軍で迎え撃つSRPG。そのコンセプトならではの試行錯誤の面白さと、策がハマった際の快感が異彩を放つ傑作だった。結果的に年間の総プレイ時間は『ティアーズ オブ ザ キングダム』に次ぐ長さに。
■ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔(NS)
1人と1匹を同時に動かし、謎を解いたり敵と戦う独特なゲームプレイで楽しませてくれた傑作アクションアドベンチャー。段階的にプレイヤーを慣らしていく巧みな本編構成、趣向を凝らしたボス戦の数々も印象的だった。
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【New title Runners up 5】
■LunarLux(ルナーラックス)(PC)
アクションにシューティング、カードバトル(デッキ構築)まで、色んな要素を盛り込んだ独自性の高い戦闘システムが強烈な印象を残した良作。でも、一番印象に残ったのは『ロックマンエグゼ』と『流星のロックマン』に影響を受けた作風だったという。
■役づくりパズル ゆめいろユラム(NS)
欲を言えば、定価はもう少し抑えて欲しかった。けど、完全新作のパズルゲームとしては1作目ながら見事な出来。ブロックを積み上げながら役を作っていく戦略性の高いゲームシステムは、まさに「その発想があったか!」だった。
■スーパーマリオブラザーズ ワンダー(NS)
長きに渡って深刻なマンネリに陥っていた2Dマリオシリーズに新風を吹き込んだ快作にして傑作。「ワンダー」絡みのやりたい放題なネタの数々、3Dマリオに着想を得た攻略自由度の高さが特に良かった。クッパのマンネリ打破な活躍(暴走?)にも拍手。
■エグゾプライマル(PS5/PS4)
正直、序盤だけ見るなら「惜しい」か「どうしてこうなった」に該当する出来。それ以降はハチャメチャな戦闘と怒涛のストーリー展開で楽しませてくれる快作で面白かった。特にラスボス戦はとんでもなく熱い内容で、未だに余韻が残っている。
■Advance Wars 1+2: Re-Boot Camp(NS)
オリジナル版よりテンポが悪化という看過できない難点もあったが、敵AIの改善、索敵マップの仕様変更など良くなった部分も多く、総じて好印象が勝った。あと、やっぱりウォーズは手触りの良さではオマージュ作には及ばないものがある。 |
【Old title Best 5】
■ファイナルファイト ONE(GBA)
並外れた爽快感(打撃感)と適度な救済措置に難易度で楽しませてくれた傑作ベルトスクロール型アクション。アーケード版をほぼ忠実に再現した作り込みと、その魅力をまったく損ねていない仕上がりにも唸った。
■メトロイドプライム リマスタード』(NS)
2023年上半期のスケジュールを豪快にかき乱した元凶(?)。オリジナル、Wii版のハイブリッドとも言える操作性と難易度、これぞリマスターなグラフィックで魅せる出来だった。エンディングの改悪はいただけなかったが。
■マリオカート8 デラックス(NS)
15年前の『マリオカートWii』で負った傷を癒してくれた救いの一作。若干、Wii版の面影がありつつも、適度な塩梅に調整されたバランスがよかった。『F-ZERO』のコースまで収録されたボリュームの大きさにも苦笑い。
■ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション(NS/PS4/PC)
純粋にこの6作を現代に復刻させただけでも賞賛に値するタイトル。新要素でも救済措置「バスターMAXモード」の利便性が想像以上で、ストーリー再確認目的の周回がやりやすくなったのは個人的に最高だった。
■鬼武者(PC)
「戦国バイオ」との先入観からサバイバル性も高めかと思いきや、アクション全振りなゲームデザインで非常に面白かった。バッサリ感もお見事。続編と3作目も必ず遊ぶ。(リマスターしてくれると嬉しいんだが……)
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【10 Sectoral pickups】
■惜しい部門:『螺旋麗嬢 スパイラルお嬢様 超髪のマキナ』(NS)
金髪縦ロールのお嬢様が”バイオニックなスウィングアクション”で悪と戦うという設定を超える体験に欠けた出オチ作品。ステージの単調さと力押しが効きやすい難易度の粗さが勿体なかった。ステージの数も悪い意味で多すぎた。
■ネタ部門:『薔薇と椿 ~お豪華絢爛版~』(NS)
「ワールド・ユース編」は、色んな意味でおイタが過ぎましてよ……。
■ギャップ部門:『Desta: The Memories Between』(PC)
なんで日本語翻訳が関西弁やねん!
■キャラクター部門:津詰徹生(『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』)
黒鈴ミヲとの2択の末にこちら。雰囲気は渋いのに中身はお茶目でカワイイとか最高か。
■グラフィック&ビジュアル部門:『御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~』(NS)
特定ステージ限定のグラフィックを用意する異様なこだわりに拍手。しれっと『モンキーバレルズ』のネタも。
■ミュージック部門:『Redemption Reapers(リデンプションリーパーズ)』(NS)
『Gravity Circuit』、『ルナーラックス』、『ゆめいろユラム』も有力候補だったが、当初、予定に無かったサントラ&設定資料集付き限定版に突撃したという経緯からこちらになった。ボーカル曲が素晴らしい。
■アイディア部門:『F-ZERO 99』(NS)
間違いなく『F-ZERO』の新境地を開拓した新作。
ただ、スーパーファミコンのグラフィックだからこそできたという側面も……。
■残酷部門:『SHINOBI NON GRATA』(PC)
わざわざ実績にしてまで、あれをプレイヤーに背負わせると申すか……。
■癒し部門:『役づくりパズル ゆめいろユラム』(NS)
音楽も癒し。メニュー画面の曲が特にお気に入り。
■どうしてこうなった部門:『帰ってきた 名探偵ピカチュウ』(NS)
本当に「どうしてこうなった」と言いたくなった完結編。駄作ではないが、スケールが小さくて内容も雑なストーリーには心底ガッカリした。名実ともに『名探偵ピカチュウ』の原作は本作をもってゲーム版ではなく、実写映画版になったと思う。
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◆2023年の覚え書き
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◇精神面に多大なダメージを受ける出来事が相次ぎ、心が不安定気味だった1年。特に大きかったのが6月のライター業務における大失態で、その次の7月には深刻なレベルにまで悪化して、休息を余儀なくされた。ただ、そこできちんと休むことの重要性を痛感させられたり、業務の初心を見直す機会が作れたのは良かった。回復直後の人為的な追撃によって”自分が信じるもの”を見定められたことも。2024年は、あの時の反省と教訓を最大限活かしていくようにしたい。
◇7月の回復中に一気見した『江戸前エルフ』は、個人的に2023年のアニメ・オブ・ザ・イヤーだった。リアルタイムも見ていたため、事実上の2周目だったが、コメディとシリアス(悲哀)の絶妙なバランスと、エルダを始めとするエルフのキャラクターたちがいい。特にエルダは小清水さんの演技が強烈すぎた。というか、後日に某わしゃがなに小清水さんがゲスト出演していたのを見て激しく思ったんだけど、エルダって完全にご本人そのものだったのでは(汗)。
◇映画を最低50本は見ると掲げながら、結果的に劇場公開の新作も含めて全く見れずに終わってしまった。9月に上映された『劇場版シティーハンター 天使の涙』は意地でも見たかったのだが、泣く泣く断念。BDの発売を待ちます……。
◇新型コロナの規制緩和により、イベント周りが完全な形で復活。「東京ゲームショウ」にも4年ぶりに足を運べた(その後、11月の「デジゲー博」にも参加できた)。ただ、参加したのはビジネスデーの1日限りで、確認するブースも大幅に制限した形に。それでも『闇の仕事人KAGE』のブースで「TENGO PROJECT」の岩月さん、宮部さんにお会いし、色々お話できたのは嬉しかった。ただ、一番思い出になったのは『METAL SUITS』の取材での出来事だった模様。
◇取材と言えば『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』で、江口名人にインタビューしたことも思い出深い。江口さんとは『ロックマン11 運命の歯車!!』の大会イベントで直接お会いしていたけど、その時は少し話した程度で、ガッツリお話したのは今回が初。ただ、原稿の仕上げ時に色々お手数と迷惑をかけることになってしまったのには猛省。けど、夢のようなひと時だった。20年前、江口名人出演のCM(エグゼ2)を見ていた時の自分に言ってあげたい。「お前、この人にインタビューするんだぞ」と。
◇規制緩和後、取材で都内や埼玉県内に出向くることはあっても、なかなか訪れる機会に恵まれなかったのが大宮だった。最後に訪れたのはコロナ直前の2020年三箇日。その後、年の瀬迫る12月21日に訪れることができた模様。(そして、色んな意味で今後、忘れられない出来事を経験したとか)
◇ここ数年、新作は攻略するものよりも積んでしまう方が数として勝る傾向にあったが、2023年は久しぶりに逆転する結果になった。ただ、『ディズニー・イリュージョンアイランド』と『スーパーボンバーマンR2』を終えられなかったのは心残り。
◇2023年3月28日をもってWii U、3DSの「ニンテンドーeショップ」が終了。その反動で積みゲーが倍増。さらに『ファイナルファンタジー』初期シリーズ6作が参上したことで、シリーズ行脚が可能になった。早速、2024年の新年早々から始めている模様。あと、「ニンテンドーeショップ」の終了と言えば、あのアトラスのヘマは一体、なんだったのだろう……。
◇小型になった新型プレイステーション5の発売によって、3年越しにPSハードが世代交代を果たした。『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』が第1号。その後『Gravity Circuit』も参上している。2024年はさらに世代交代を進めていきたい。
◇「どうしてこうなった部門」は『Gripper』も候補のひとつだった。しかしプレイ中、「どうしてこうなった」と何度もボヤいたことから『帰ってきた 名探偵ピカチュウ』に軍配。本当にあんな完結編になるなら、前作の時点でケリを着けて欲しかった。
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