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≫【ゲーム回想録2022】:新作&旧作ベスト5ほか


2022年に発売・購入した新作、旧作タイトルの個人的なベスト5、10部門別ピックアップの記録。
▼Records ≪Latest Update :1/22/2023 | First Publication Date:1/22/2023≫
【New title Best 5】

■地球防衛軍6(PS4) / [DL版:販売ページ]
2017年発売の『地球防衛軍5』直接の続編。ゲームならではのストーリーの表現を突き詰めた演出と体験の数々に唸った。レンジャーの第4装備追加、新種の敵といったゲーム部分の進化も好感触。

■ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク(PS4) / [DL版:販売ページ]
2018年発売の新生『ゴッド・オブ・ウォー』の続編。前作で評価された部分を素直に発展させた続編としての理想的な作りが見事。新要素のアトレウスのパートもスピーディなアクションの数々が面白かった。

■奇々怪界 黒マントの謎(NS) / [DL版:販売ページ(NS)販売ページ(PS4)]
30年前の1992年にスーパーファミコンで発売された『奇々怪界 謎の黒マント』のシステム、難易度の方向性を継承した新作にして続編。前作で謎のまま終わった謎の敵「黒マント」の正体がついに判明した……。

■スプラトゥーン3(NS) / [DL版:販売ページ]
これまでのシリーズの集大成とも言えるシングルモードこと「ヒーローモード」の作りに唸った。ステージごとの方向性が明確に示された対戦全般、ジャッジくんと戦えちゃう「ナワバトラー」も素敵な出来だった。おお、ジャッジよ。

■星のカービィ ディスカバリー(NS) / [DL版:販売ページ]
シリーズ初の3Dアクションながら、これまでと変わらぬ感覚で遊べる作りと細かな調整の数々に唸った。全編に渡って完全新作としての色が濃かったのも好感触。生涯初めての発売日当日買いができた本編カービィ新作だったのも感慨深い。
【New title Runners up 5】

■Mount & Blade II: Bannerlord(PC) / [DL版:販売ページ(PC)販売ページ(PS4/PS5)販売ページ(Xbox)]
2022年度時間泥棒大賞というに相応しい恐怖の1作。やればやるほど「あれもしたい、これもしたい」という欲求が増えていき、気付けば夜明け寸前まで没頭してしまう永久機関な作りが怖すぎる。

■DRAINUS(PC) / [DL版:販売ページ]
探索型アクションゲームを手掛けるインディーチームが送る”攻略しやすい”シューティングゲーム。被弾を推奨するシステム、多彩な攻略法、考え抜かれたステージ構成と難易度に拍手。

■ソルクレスタ(NS/PS4/PC) / [DL版:販売ページ(NS)販売ページ(PS4)販売ページ(PC)]
『ベヨネッタ』などのアクションゲームで知られるプラチナゲームズ開発による縦スクロールシューティングゲーム。アクションゲームのような手触りを演出する各種システムと上達を実感させられるバランス調整がツボだった。

■Pokemon LEGENDS アルセウス(NS) / [DL版:販売ページ]
新世代型『ポケットモンスター』というに相応しい、挑戦的な試みが満載だったアクションRPG。相手が人間であろうとも牙をむいてくるポケモンたち(特にオヤブン)の怖さは随一だった。

■パズルバトラー!みらい(PC) / [DL版:販売ページ(PC)販売ページ(NS)]
「3マッチパズル」と「アクティブタイムバトル」という見るからに慌ただしい作りながら、結構ゆるくてお手軽というギャップの激しい難易度が素敵だった1作。耳に残る音楽と妙なネタの数々も印象深い。
【Old title Best 5】

■リングフィットアドベンチャー(NS) / [DL版:販売ページ]
フィットネスとRPGの驚くべき融合と親和性の高さに唸りまくった傑作。普通に50時間を超過する「アドベンチャーモード」のボリュームにも驚いた。そして、このゲームのおかげで運動の習慣が身に付きました。

■Turrican Anthology Vol. 1 & 2(NS)
日本では発売されなかった『スーパータリカン』の続編、『スーパータリカン2』をついに直接遊べたというだけでも感無量が過ぎる。初プレイとなった旧シリーズにも様々な新発見があって面白かった。

■マルコと銀河竜(NS) / [DL版:販売ページ(NS)販売ページ(PC)]
驚くべき物量の1枚絵、スピーディかつ胸を打つストーリー展開、エキセントリックすぎるキャラクターたちで度肝を抜かれた1本。ネジが外れちゃってるかのような一部声優の演技にも笑った。(名を出すと内山夕実さん)

■ペーパーマリオ オリガミキング(NS) / [DL版:販売ページ]
『ペーパーマリオ スーパーシール』以降の新シリーズの中では断トツの面白さだった。特にボス戦は記憶をなくしてもう一度遊びたいと思ったほど。個人的には全シリーズの中でも上位に来る。

■探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件(NDS)
Gモード・アーカイブズ版(スイッチ版)ではなく、オリジナルのニンテンドーDS版の方。ストーリー、演出的にもそちらに軍配が上がる仕上がりだった。そもそも、ストーリーのオチからしてDS版一択になってしまうという。(詳細は伏せる)
【10 Sectoral pickups】

■惜しい部門:『冤罪執行遊戯ユルキル』(PS4)
アドベンチャーゲーム(脱出ゲーム)+シューティングゲームの融合というコンセプトは面白いものの、全体的に整理し切れていないという残念な仕上がり。頻繁に小さなロードを挟むなど、快適性にも難が見られた。

■ネタ部門:『Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~』(NS)
これ以外に何があると言うのだ……。

■ギャップ部門:『マリンエクスプレス殺人事件』(PC)
ここまで徹頭徹尾ビジュアルノベルだとは思いもしなかった。てっきり『ファミコン探偵倶楽部』みたいなコマンド選択型アドベンチャーかと。あと、日本人でも分かりにくいネタ満載のストーリーというのも意外すぎた。

■キャラクター部門:黒マント(『奇々怪界 黒マントの謎』)
30年越しに正体が判明したという歴史の重みたるや。フードの下に隠された素顔は想定外にもほどがあった。

■グラフィック&ビジュアル部門:『Freedom Planet 2』((PC)
前作の90年代前半から、今度は90年代後半というほどに進化した仕上がり。キャラクターデザインも凄く可愛らしくなった。

■ミュージック部門:『Dounut Dodo』(PC)
これほどサウンドトラック購入不可避となったゲームもなかなかあるまい。ちなみにこちらのページで販売中。

■アイディア部門:『Shotgun King: The Final Checkmate』(PC)
古典的な「チェス」という遊びを根底から覆してしまった衝撃作。アイディア部門に相応し過ぎる1本。

■残酷部門:『Xmas Apocalypse』(PC)
サンタクロースとトナカイがゾンビたちを銃火器で撃退していく、という設定の時点で残酷が過ぎる。

■癒し部門:『地球防衛軍6』(PS4)
精神的なダメージを追うニュースが相次ぐ中、無心になれるひと時を長期に渡って提供してくれた。

■どうしてこうなった部門:『白き鋼鉄のX2』(NS)
「Ver 1.4.0」以前の仕様(特にストーリーの制約)は紛うことなき吐き気を催す邪悪。なぜ前作の評価点を捨てたのか。
◆2022年の覚え書き
◇ショッキングなニュースの数々に心を乱された年。反動でニュース、テレビ断ちの頻度も大幅に増加した。アニメも配信サービス経由で見るのが常態化し、リアルタイムで視聴することがほとんどなくなった。

◇件のニュース絡みで、海外向けに販売が予定されていた『ゲームボーイウォーズアドバンス1+2』のリメイク『Advance Wars 1+2: Re-Boot Camp』が無期限発売延期に。その後も新たな発売日は決まっていないが、情勢的に4~5年は宙に浮いたままになるのでは。(そして、日本で発売される可能性はほとんど消え失せたと勝手に思っている。)

◇幼い頃から知る著名人の方々の訃報はここ数年相次いでいるが、渡辺徹さんの訃報は2020年の志村けんさんに匹敵するほどの衝撃だった。ゲーム情報番組『スーパーマリオクラブ』シリーズでの活躍をリアルタイムで拝見し、終了後も『地球ドラマチック』のナレーションを耳にしていた世代だけに、これを書いている今も半信半疑な感じになっている。奇しくも志村さんとの共演も多い御方で、『バカ殿様』で某氏の代役として出演された回(2000年の春頃)が印象に残っている……。

◇「電ファミニコゲーマー」さんの仕事で初めてスクウェア・エニックス本社に来訪した。メチャクチャ駅チカな立地に加え、周囲に店も多くて「なんて羨ましい環境なんだ!」と思ったとか、思わなかったとか。

◇転売問題が指摘されていたPlayStation 5は相変わらず品薄のままだったが、12月にかけて店頭で販売される光景が見られるようになってきた。2023年になって、ようやく本始動となるのかどうか。

◇昨年よりも往年のタイトルのリメイク、復刻版の購入は抑えられたものの、当日買いした新作を長期にわたって積んでしまう問題は引きずる形になってしまった。購入間もなく始め、早期に一区切りついた『地球防衛軍6』と『スプラトゥーン3』で思い知った「鉄は熱いうちに打て」の訓えは大事しないと……。

◇2022年のベスト5に選ばれたゲームを振り返ってみると、ほとんどのタイトルがストーリーも評価点として挙げられる作品だった。『地球防衛軍6』は言わずもがな、『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』は親子のドラマと人間味のある神々たちの描写、『奇々怪界 黒マントの謎』はスケールの大きい後半の展開とほろ苦い結末、『スプラトゥーン3』は「オルタナログ」で明かされる真実の数々、『星のカービィ ディスカバリー』は真エンドでの救いある展開など、印象に残る部分が多かった。ただ、『奇々怪界 黒マントの謎』もそれに該当する作品になるとか、さすがに想定外……。(ゲーム重視の内容を想定していたもので)

◇「キャラクター部門」は『スプラトゥーン3』のヤシガニさん、『冤罪執行遊戯ユルキル』の岡恵一も有力候補だった。前者はやたら可愛らしい音色、後者は紳士度の高さと安元洋貴氏の怪演が理由。黒マントもそうだったけど、どのキャラクターも見た目のギャップが激しいという共通点を持っていたような……。
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