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≫【ゲーム回想録2021】:新作&旧作ベスト5ほか


2021年に発売・購入した新作、旧作タイトルの個人的なベスト5、10部門別ピックアップの記録。
▼Records ≪Latest Update :1/21/2024 | First Publication Date:1/21/2024≫
【New title Best 5】

■メトロイド ドレッド(NS)
19年越しの『メトロイド5』降臨。『メトロイド サムスリターンズ』の正統進化に徹したシステムと操作性、新要素「E.M.M.I」の圧倒的な恐怖感に虜にされた傑作。改めて思う。「メトロイド オモロイド」。

■ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者・うしろに立つ少女(NS)
2020年の予定から1年遅れて発売された名作アドベンチャーゲームのリメイク。凝ったアニメーションと改良されたシステム、自然に馴染んだフルボイスと豪華版という相応しい出来だった。ひとみちゃんも色んな意味で凄いことになっていて爆笑。

■バディミッション BOND(NS)
想定を大幅に上回るボリュームと登場人物を徹底的に掘り下げ、時にどんでん返しも決めるストーリーに驚かされた大作アドベンチャーゲーム。若干、冗長気味なところもあったけど、捜査および潜入パートの作りも凝ってて見事だった。

■NO MORE HEROES 3(ノーモア☆ヒーローズ3)(NS)
初代、続編の良い所取りなゲームデザイン、過去最高とも言えるインパクトに秀でたボス戦、ぶっ飛んだストーリーで楽しませてくれた良作。そして、まさかこのゲームを通して13年ぶりに”アレ”を遊ぶことになろうとは夢にも思わなかった……。

■LOOP HERO(PC/NS)
土地開拓とRPGの要素が絶妙に絡んだゲームデザインに唸らされた傑作。システムの革新性も並外れていて、終始、新鮮な気持ちで楽しめた。だが、それ以上に恐ろしかったのは2~3時間を易々と吸い取られてしまう中毒性だったとか。
【New title Runners up 5】

■Inscryption(PC)
2021年度屈指の怪作。ベスト5に入るレベルの傑作でもあったのが、個人的にどうしてもアウトなグロ表現(演出)があったことから次点になってしまった。あれはさすがに耐性を付けられないんだ、すまぬ……。

■UnMetal(PC/XB1)
回想主体のストーリーとそれを活かした仕掛けの数々に唸った傑作。見た目は某鉄の歯車なのに独自色が凄い。

■ElecHead(PC)
「通電」と「分離」の2つのテーマにこだわり尽くしたステージの巧みさに唸った傑作。多分、2021年に発売されたゲームの中では最も「そういうのもあるのか」とボヤいた作品。

■スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド(NS)
厳密には『フューリーワールド』の方で、満を持して現れたオープンワールド型3Dマリオに感無量な思いになった。規模は小さめながら密度濃い目という作りも見事。それと、三毛猫親子はとても可愛い。

■レインパレード: イタズラ雲の冒険 !(NS/XB1/PC)
可愛い世界で鬼畜の所業を繰り返す快作。バリエーション豊かなステージと小ネタの数々が素晴らしかった。
【Old title Best 5】

■シロナガス島への帰還(PC)
定価500円という安さにいい意味で割り合わないボリューム感と終始、緊張感が付きまとうストーリーに度肝を抜かれた傑作。登場人物たちも個性強すぎの一言に尽きた。例によって、最も印象に残ったのはねね子。

■千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~(NS)
将棋を題材にしたミステリーという設定の面白さと先の読めない展開もさることながら、”棋士の定め”を偽りなく描き切った終盤に心苦しさすら覚えた傑作。そこからのエンディングも凄く、将棋界がいかに壮絶な世界なのかを思い知らされた。

■深世海 Into the Depth(NS)
どうにもカプコン製の探索型アクションは『ストライダー飛竜』などの一例もあっていい印象がないのだが、本作はとても面白かった。ジャンルの醍醐味を抑えた作りもさることながら、海底が舞台である設定を活かしたシステムとアクションが見事。

■HUNTDOWN(ハントダウン)(NS)
Switch版は2021年発売だが、PCとXbox版は2020年発売だったことから旧作側に。世界観からしてインパクト絶大だが、アクションゲームとしてもきちんと作られた傑作。ボス戦の多彩さと手に汗握る難易度が凄かった。

■ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD(NS)
スティック+ボタン操作でも遊べるようになった『スカイウォードソード』。Joy-Con操作もオリジナル版のように別売の周辺機器を買う必要なしに楽しめることから、ようやく広く薦められる作品に完成したように思う。
【10 Sectoral pickups】

■惜しい部門:『サイバーシャドウ』(NS/PS5|PS4/XB1/PC)
パターン性の高いアクションゲームを作りたいのか、精密な操作を要求するアクションゲームを作りたいのか、コンセプトの不明瞭さと難易度の不安定さにガッカリした作品。ボス戦は非常に面白かったんだが、それ以外は……。

■ネタ部門:『ソード・オブ・ザ・ネクロマンサー』(NS/PS4/XB1/PC)
スペイン流の百合って凄い……。

■ギャップ部門:『Aeon Drive』(NS/PC)
縦スクロールシューティングの続編が横スクロールアクションというだけでもギャップあり過ぎ。

■キャラクター部門:河合ひとみ(『ファミコン探偵倶楽部 うしろに立つ少女』)
任天堂屈指の裏ヒロイン、待望の高画質化&声帯獲得。だが、まさか……あ、あの御方が配役されるだなんて……。(大困惑)

■グラフィック&ビジュアル部門:『NUTS』(NS/PC)
色遣いが個性的すぎる時点で一択。

■ミュージック部門:『アクトレイザー・ルネサンス』(NS/PS4/PC/iOS/Android)
リメイクされても名曲は名曲だった。スーファミ音源も用意した新曲のこだわりも素敵。

■アイディア部門:『ElecHead』(PC)
これを選別せずして何になる。「そういうのあるのか」と数十回ボヤいた時点で圧勝。

■残酷部門:『Inscryption』(PC)
逆にこっちは「そういうのはない……」とドン引きした模様。

■癒し部門:『Newポケモンスナップ』(NS)
カガミ博士に置鮎さんを起用した判断に盛大なる拍手を。

■どうしてこうなった部門:『帰ってきた 魔界村』(NS/PS4/XB1/PC)
心の底から「二度と帰ってくるな」と言いたくなった期待外れにして駄作。
『帰ってきた”極”魔界村』なんて求めていない。
本当、信じられないほど面白くない探索要素に辟易しっぱなしだった。
◆2021年の覚え書き
◇2020年に引き続き、新型コロナウィルスに振り回された1年だったが、ワクチン接種の始まりなどから下半期は久しぶりに都内へと足を運んだり、映画を観に行けたりと、昨年できなかったことのリベンジを沢山果たすことができた。「デジゲー博」の取材に参加できたことにも満足。しかしながら、12月に身内で起きた出来事によって沢山の予定がぶち壊され、折角のいい雰囲気も消し飛んでしまって1年の締めを綺麗に飾ることができず。アレだけは本当に歯がゆくて仕方がなかった……。

◇ちょうど行動範囲を広げられるようになった頃に合わせるかのように、延期が続いていた映画『『007 ノータイム・トゥ・ダイ』が上映。劇場に足を運び、観通すことができたのは本当に感無量だった。ただ、あのような結末を迎えてしまうとは思いもせず。次回作からは7代目ジェームズ・ボンドになるのは確定事項だが、一体、どんな俳優さんが選ばれるのか。

◇2020年、今か今かと遊べる時を心待ちにしながら延期が決まってしまい、大きなショックを受けた『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者・うしろに立つ少女』が無事、5月14日に発売。2月放送の「Nintendo Direct」で続報と最新映像が流れた時は興奮しっぱなしだった。5月14日の発売日を迎え、タイトル画面を見た時にも涙が流れるなど、ここまでひとつのゲームに喜怒哀楽の感情を抱いたのはもの凄く久々の体験だったように思える。当然のように新作ベスト5に選出。次は何卒、『雪に消えた過去』のリメイクをお願いします。完全新作もいいけど、まず先に幻のあの作品を。

◇2月と言えば、長らく開発中にあった『ウマ娘 プリティーダービー』のサービスが開始され、世間を沸騰させるほどの爆発的なヒットになったのには度肝を抜かれた。というか、2月の下旬はほとんどこの話題で持ち切りだった印象が。

◇2020年は生涯初の任天堂のゲームを1本も買わずに終わる年になってしまったが、2021年はものの見事に対照的な結果になった。しかし、『Newポケモンスナップ』の次辺りに『ファミコン探偵倶楽部』が来てくれたら……と願っていたら、本当にそのスケジュールになるとは思いもしなかった。ただ、いつもアドベンチャーゲームやノベルゲームを集中的に遊ぶ5月上旬の後になってしまったのが少し残念。おかげで『千里の棋譜』を遊ぶことができたけど。

◇半導体の供給不足により、品薄と転売が深刻な問題になっていたPlayStation 5、Xbox Series X|Sの受難は2021年も変わることなく続いた。結局、年内に解決の糸口が見つかることはなく年越し。どうすれば、こういう問題は抑止できるのだろう。

◇ブログの移転を決行。2006年から使い続けていたエキサイトブログだったが、2020年から仕様面の解約が目立つようになり、ついに我慢の限界レベルの改悪が実施されたことからWordpressへの移行&丸替えを決断した。過去記事もすべて移行させるつもりだったが、仕様上の問題から手作業で進めなければならず、段階的に移行させるということに。なお、移転が完了してから3年が経とうとしている2024年の現在も移行は完了できていない模様。(時間が取れないことが大きい……)

◇ライター業務ではこの年から「電ファミニコゲーマー」さんでの活動を開始。その流れで、久しぶりにインタビュー取材の仕事に取り組むなど、貴重な経験を沢山重ねることができた。特集記事の方でも一部、大きな反響を得られたものがあって、大手の凄さとそのような場で記事を書くことの心構えを叩き込まれた感じがある。

◇2018年以降、活動休止状態にあった「リアルサウンドテック」さんに復帰したのも業務面では大きな出来事だった。ただ、2021年内に書いた記事の一覧を見ると、「もう少し出せたのでは?」と思うことがしばしば。

◇サイト絡みだと、4月を迎えてから日々の更新における”気がかりな変化”があった。結局、その変化は2021年内はおろか、2024年になった今も継続中にある。いったい、何があったのだろう……。
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