≫【ゲーム回想録2020】:新作&旧作ベスト5ほか
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2020年に発売・購入した新作、旧作タイトルの個人的なベスト5、10部門別ピックアップの記録。
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≪Latest Update :11/24/2024 | First Publication Date:11/24/2024≫
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【New title Best 5】
■Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)(PS4)
2020年救いの1作。若干の延期こそあれど、予定通り2020年に発売してくれただけでもありがたかったが、肝心の中身もスリリングな剣戟アクションと、フィクションながらもこれぞ時代劇と言い切れる渋いストーリーが光る傑作だった。
■プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク(iOS/Android)
2020年に誕生したゲームの中では最も時間を費やしたタイトル。個人的な新作ベスト5では、初の基本無料スマホアプリ。システム的な真新しさはなかったものの、5ユニットそれぞれのストーリーの出来栄えと、定期イベントと絡めた試みに魅了された。
■DOOM Eternal(PS4)
購入予定外だった1本。脳内筋肉120%以上かつ疾風怒濤の戦闘シーン、凄惨ながらも爽快感のある暴力表現、戦術性の高いゲームバランスに虜にされた“禅”の傑作。一部、『メトロイドプライム』が脳裏をよぎる探索があったのも印象深い。
■初音ミク Project DIVA MEGA39's(NS)
ハイブリッド『DIVA』とも言える、プレイスタイルの幅広さが異彩を放った1本。テレビでも携帯しても遊べるSwitchの特色が見事に活かされていたように思う。内容そのものはいつものDIVAだったが、ボリュームは間違いなく歴代随一。
■マーベル アイアンマンVR(PSVR)
なぜ操作のクセが強いのか?なぜ視界が狭いのか?なぜ酔いにくいのか?それらの特徴と疑問が全部「アイアンマンだからだ!」の一言で解決する痛快な力作。地味にベスト5史上初のVR専用ゲームでもある。
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【New title Runners up 5】
■アークナイツ(iOS / Android)
タワーディフェンスとしての作りは正統派ながら、工夫を凝らしたマップの構成と絶妙な難易度も相まって、時間を忘れてハマってしまう面白さがあった1本。これとプロセカは、個人的に2020年がスマホアプリの当たり年であることの象徴になった。
■Varfaris(ヴァルファリス)(PS4)
ヘビメタ前回の音楽と濃すぎるドット絵が目立ちまくりながら、アクションゲームとしては堅実というギャップのある作りが光った良作。遠距離と近接の使い分けが熱いボス戦と、地続き特有のノンストップなステージ構成が面白かった。
■Fury Unleashed(PC)
『魂斗羅』シリーズを思わせる「ラン&ガン」の爽快感と、『Dead Cells』由来のローグライト要素が融合した作りが光る良作。人気漫画家がスランプに陥った原因を探るため、彼の過去作の世界を駆け抜けるというストーリーも斬新だった。
■One Step From Eden(NS)
あの『ロックマンエグゼ』のバトルシステムだけを抽出した結果、情報の洪水とも言える怒涛のアクションゲームが完成してしまったのだった。やればやるほど、自らの戦略(戦術指針)が先鋭化していく実感が得られるバランスが印象深い野心作。
■Pixel Ripped 1995(PSVR)
VR空間内でゲームを遊んで邪悪な敵の野望を阻止するという、設定だけで独り勝ちもいいところな異色作。トンデモ理論をまくしたてながらゲームプレイを邪魔してくる母親を始めとする“あるあるネタ”も妙に生々しくて苦笑い。
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旧作に関しては、夏の旧作漁りを中止したのと、数少ない購入タイトルの中から候補に挙げられそうなものがないに等しかったため、ベスト5に該当するタイトルはなし。強いて1本挙げるなら、リマスター版の『NO MORE HEROES』2作。
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【10 Sectoral pickups】
■惜しい部門:『Tamarin』(PS4)
時代錯誤も甚だしい古臭い作りと、絵に描いた尻切れトンボなオチに終わるエンディングに失望した凡作。『スターツインズ』風の銃撃戦に『スーパードンキーコング』のような自然豊かなグラフィック、そしてデビッド・ワイズ氏による音楽とガワは申し分ないのに、迷いやすいマップデザインや酔いを誘発するカメラワークが台無しにしていてがく然とするしかなかった。
■ネタ部門:『Super Crush KO』(NS)
ネコは地球人と宇宙人の心をつなぐ偉大な動物であると思い知った……ような気がする怪作。
■ギャップ部門:『A Dark Room(暗い部屋)』(NS)
部屋で暖を取ることだけに集中していたのが、どうしてあんなことに……。
■キャラクター部門:安達政子(Ghost of Tsushima)
「我が一族の仇ィ!ウア゛ア゛ァァァァァーーッ!!!」
(担当声優が『無人惑星サヴァイヴ』のメノリと同じ人と知った時、どんな顔をしていいのか分からなかった。)
■グラフィック&ビジュアル部門:『Orangeblood(オレンジブラッド)』(PC)
『ヴァルファリス』のグラフィックも候補だったのだが、密度の濃さでこちらに軍配。
■ミュージック部門:『One Step From Eden』(NS)
仕事を無理矢理進めたい時こそ、テラ戦の曲(Unbreakable)です。
■アイディア部門:『リトルウィッチアカデミアVR ほうき星に願いを』(OQ)
VRでレースゲームなのにまったく酔わないという謎仕様。どんな魔法を使ったんだ……。
■残酷部門:『Audio Trip』(OQ)
1曲ごとに要求される運動量が残酷にもほどがある……。
■癒し部門:『Newポケモンスナップ』(PS4)
『DOOM』は雑念を払ってくれるゲームだから、癒しなのである。
■どうしてこうなった部門:『リベンジ・オブ・ジャスティス』(NS)
この部門にピックアップするゲームとしては、超が付くほどレアケースな未プレイ売却タイトル。個人制作のフリーゲームをフリー素材か何かとでも思ったのかと言いたくなる、シナリオ担当者の愚行はあまりにも度し難い。
この問題をスルーせずに公表し、謝罪したケムコとシティコネクションの対応がせめてもの救い。
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◆2020年の覚え書き
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◇生涯ワースト3に入る、紛うことなき厄年。三箇日早々、身内でケンカが起きて空気が殺伐とする、初詣帰りに立ち寄った飲食店で思わぬ巻き添えを食らう、新春セールで目ぼしいものが全然見つけられずに終了(半ば意地でNew2DS本体を穴埋め目的で購入したが)、仕事の新規開拓がことごとく失敗など、思い返すだけでもロクなことしかなかった。そこに新型コロナウィルスの騒動が泣きっ面にハチと言わんばかりに襲来して、イベント取材もほとんど不可能になってしまうという地獄。本当、新年早々の悪い雰囲気が長引いて、最悪の状況を醸成してしまったような印象しかない。
◇苦しいムードが蔓延している時ほど救いになるのがゲーム、アニメ、映画といったエンタメで、2011年の例にならって目を向けようとしたが、こっちも辛い報せの連続。一番強烈だったのが志村けんさんの訃報。幼い頃から沢山の笑いを届けてきてくれたレジェンドとも言える御方が、あのような最期を迎えるとは夢にも思わなかった。2019年に俳優活動もしていくとの報せがあり、今までとは違った一面を見られるのかなと楽しみにしていたのに、本当に信じられず、数ヶ月引きずってしまったほど。これを書いている今(2024年現在)はだいぶ落ち着きはしたものの、それでも完全に信じきれないでいる。志村さん以外でも声優の藤原啓治さんの訃報、『007』の新作公開延期などもショッキングで、救いと癒しを求めたはずが逆効果になる一方だった。
◇ゲームも同様で、個人的に2019年最大の衝撃をもたらした『ファミコン探偵俱楽部』2作のリメイクの発売が予定されていたのに、一向にその続報が来ないどころか、未発表の新作が先行して発売される事態が相次いで、不必要に心をかき乱された。『メトロイドプライム4』とは違って時期が明言されていたのと、ゲーム映像が一部公開されていたのも大きい。ようやく報せがあったのは10月のことで、2021年に延期。発売中止という最悪の事態が避けられたのは良かったものの、ただでさえ辛い2020年を頑張る原動力になってくれると期待していたゲームが発売されないショックはあまりにも大きかった。10月まで一向に続報を出さず、未発表の新作発売を先行する任天堂のスタンスにも相当な不信感を覚えた(だが、この4年後……)。
◇『ファミコン探偵俱楽部』の延期もあってか、2020年は任天堂のゲームを1本も買わずに終わる年に。厳密には『スーパーマリオブラザーズ35』、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』の2本があったけど、前者は無料ダウンロードソフト、後者はコーエーテクモゲームス販売のタイトルと、任天堂販売と明確に言えるタイトルは1本もなかった。ただ、任天堂以外のメーカーから販売される新作で購入したいものがいくつかあったため、本体の稼働率が極端に低下することはなかったが。
◇『アークナイツ』と『プロジェクトセカイ』、そして『ロックマンX DiVE』と、2020年は基本無料のスマホアプリが過去にも増して自分の中で大きな存在感を見せた。特に『プロジェクトセカイ』では、個人的には初とも言える課金も何度かやってしまったほど。
◇年末にPlayStation 5、Xbox Series X|Sの次世代機がデビュー。世代交代が実施されるも、新型コロナによる半導体供給不足の影響から品薄に。この当時は半年ぐらい経てば普通に買えるようになるんじゃないの、とか思っていたんだが……。
◇PlayStation 5は、MoguLiveさんの案件で実機に触れる機会があったのだが、こちらの想定を大幅に超える本体サイズの大きさに「この大きさじゃ、部屋をリフォームしないとムズい……」となって、当時考えていた数ヶ月後の購入が白紙に。結果的に本体サイズが小さくなるまで、購入は控えるという判断を取り、その後3年に渡って続いたという……。
◇業務面はイベントの開催中止、長距離移動などの懸念から取材は断念、新規開拓も色々あって失敗に終わるなどの停滞が際立つ結果になった。時世に合わせたオンライン取材の経験も積めるチャンスがあったのに、直前に原因不明の体調不良に襲われて泣く泣く断念という不運なる出来事もあった。サイト周りもロクに更新できず、ズタボロの一言に尽きる。
◇どうしてこうなった部門に挙げた『リベンジ・オブ・ジャスティス』だが、逆に言えばこのゲームを買っていなければ、2020年は件の部門に該当するワーストタイトルは存在しなかった。強いて言えば『Tamarin』が候補になったかもしれないが、どちらかと言うと惜しいゲームだったので、今と変わらなかったと思われる。もし、購入しなければ、今までベスト5などをまとめてきた展開においては、初にして異例の結果になっていたのかもと思うと……なんともはや。
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