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≫【ゲーム回想録2002】:新作&旧作ベスト5ほか


2001年に発売・購入した新作、旧作タイトルの個人的なベスト5の記録。
▼Records ≪Latest Update :7/24/2022 | First Publication Date:12/31/2002≫
【New title Best 5】

■ファイアーエムブレム 封印の剣(GBA)
制作体制を一新したシリーズの第1作目にして初の携帯機向け作品。それによって底上げされた中毒性の虜にされ、シリーズきっての周回を決め込む一作になった。前作に比べると穏やかになった難易度、癖が抑えられたシステム周りも好感触。

■エターナルダークネス 招かれた13人(NGC)
正気度(サニティ・ゲージ)が低下すると幻覚が見えるようになる驚きのシステムもさることながら、アクションアドベンチャーとしても完成度が高かった傑作。文学的要素に満ちたストーリー、世界観にも怖さと不気味さ以上に魅了されるものがあった。

■ロックマンゼロ(GBA)
ゼロを主人公に据えた新シリーズ。システム面に練り込み不足な部分こそ目立つが、手に馴染む操作性と『ロックマンX』シリーズ伝統のスピード感、手に汗握るボス戦が素敵な力作。ミッション攻略形式特有の意表を突く展開の数々も印象的だった。

■スターフォックスアドベンチャー(NGC)
『スターフォックス』まさかのアクションアドベンチャー。若干、探索面の窮屈さこそあれど、程よい難易度の謎解きと美麗なグラフィック、適度なボリュームで楽しませてくれた佳作。これが任天堂とレア社のタッグ最終作になってしまったのが残念。

■どーもくんの不思議てれび(GBA)
「どーも、GBAです。」NHK-BS(※2002年当時)のイメージキャラクター「どーもくん」が主役の番組アクション。驚くほど完成度の高い各種番組(ゲーム)と手ごわい難易度、そして原作の雰囲気を押さえた演出に驚かされた2002年最強の伏兵。
【Old title Best 5】

■ファミコン探偵倶楽部 PARTII うしろに立つ少女(SFC)
ファミコンディスクシステムで発売された同名タイトルのリメイク版。テンポが良くて意外性のあるストーリーとゾクッとする演出、個性的な登場人物たちに「確かに名作!」と納得させられた1本。当時、本作を推奨いただいた御方に圧倒的に感謝!

■超魔界村R(GBA)
これぞ『超魔界村R(evenge)』!スーパーファミコン版未クリアという雪辱を晴らしてくれた「セーブ機能」に感謝しかない1本。追加要素のアレンジモードもほとんど新作だった。2002年発売タイトルだが、元が旧作なのでこちらに回した。

■ロックマンX4(PC)
実はパソコン版があると知って購入し(※この当時、初代PS未所持だった)、5年越しの初プレイ。派手な演出と洗練された難易度、ボリュームアップした本編が見事だった力作。ただ、PC版ゆえ噂の主題歌が聴けなかったのが無念……。(※)

■ナポレオン(GBA)
ゲームボーイアドバンスで同時発売された任天堂タイトルの中で最も気になっていた1本。蓋を開けてみたら、ストーリー展開が斜め上過ぎて終始笑いっぱなし。ホドホドの難易度、個性的なマップなどストラテジー部分も好印象だった。

■悪魔城ドラキュラXX(SFC)
正直、あの最終ボスの地形構成はないだろとしか言い様がないのだけど……手応えのありすぎる難易度と世界観、音楽は素晴らしく、何より個人的に初の『悪魔城ドラキュラ』でもあったことから、印象深い旧作だったのは間違いなく。


※権利上の問題のためか、歌ではない別の曲に差し替えられている。エンディングのスタッフロールも同様。
◆当時の出来事に関する覚え書き
◇サイト名を「box sentence」、ハンドルネームを「シェループ」に変更した年。現時点における本運営開始の年。

◇日韓ワールドカップが開催された年。埼玉県内で試合が行われた日における、駅の異様な混雑ぶりは未だ印象深い。

◇「スクウェア・エニックス」の誕生(スクウェアとエニックスの合併)、任天堂の山内溥社長引退と岩田聡新社長の就任、『マリオ』と『ゼルダ』の新作が同年内に発売される、そして前述にある通り『スターフォックスアドベンチャー』のほか、『スーパードンキーコング』シリーズや『ゴールデンアイ 007』、『バンジョーとカズーイの大冒険』などを開発したレア社の株を任天堂がマイクロソフトへと売却するなど、ゲーム絡みでは衝撃的かつ歴史的な話題が相次いだ。

◇レア社の株売却の報せは率直に言ってショックだった。レア社にはNINTENDO64時代、特にお世話になったし、彼らのおかげで当時、ロクヨンを買ったことへの後悔を帳消しにできた。この影響により、当時ニンテンドーゲームキューブ向けに予定されていた『ドンキーコングレーシング』、『パーフェクトダークゼロ』(※)が開発中止になっている。

◇ゲームソフト書き換えサービス「NINTENDO POWER」のローソン店舗での展開が終了。最後に書き換えたのは『ファミコン探偵倶楽部PARTII うしろに立つ少女』。当時、相互リンク関係にあった方からの推奨を経て購入。

◇それまで苦手意識からスルーしてきたホラー系作品に挑んだ年でもあった。前述の『ファミ探』と『エターナルダークネス』の2本だけだったが、どちらも個人的にこの年における最も象徴的かつ、思い入れの深いタイトルになった。

◇『ロックマンエグゼ』のアニメ第1シーズンが放送された年。『ロックマン』のアニメが放送されるというだけでも大きな出来事だったが、この第1シーズンは制作スタッフの悪ノリが目立ち気味で、あまりよい印象が残っていない……。

◇この頃も1年の内に購入した新作の本数が少ないため、次点以降の該当タイトルは存在しない。

◇「部門別ピックアップ」の現「どうしてこうなった部門」は『メタルガン・スリンガー』(GBA)。当時の雑誌における熱のこもった広告に惹かれ、蓋を開けた後の内容に驚くほど大きな落差(特に演出の安っぽさ、ぎこちない操作性)があったことから、言葉通りの評価に(実質、誇大広告ゲーとも言える)。ただ、難易度は決して遊べないほど理不尽な訳ではない。

◇ベスト5に並べているタイトルは、当時のコラムコンテンツに記載されたものをそのまま反映しているが、2022年現在に見直してみると違和感も少なからずある。ベスト1とベスト2は分かるとして、ベスト3~5に関しては「なんでこうなったんだ?」という疑問が……。(特に『どーもくんの不思議てれび』は、今の視点からだと明らかに上位)


※後にXbox 360用タイトルに改められて発売。後方互換対応タイトルで、2022現在はXbox OneとXbox Series X|Sでもプレイ可能。
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