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≫Devil's Third(デビルズ サード)


■発売元:任天堂 / ■開発元:ヴァルハラゲームスタジオ、ソレイユ / ■ジャンル:シューティングアクション /
■CERO:D(17歳以上対象)※過度の暴力・出血表現、セクシャル表現あり /
■定価:6700円(税別:パッケージ版 ※Amazon.co.jp専売)、3350円(税別:ダウンロード版) / ■公式サイト:こちら

©2015 Valhalla Game Studios Co., Ltd. / Nintendo
▼Information
■プレイ人数:1人(※オンラインプレイ時:2~16人) / ■セーブデータ数:1つ(※ユーザーごとに作成可) /
■消費容量:16MB以上(セーブ)、13GB以上(ダウンロード版) /
■その他:WiiU PROコントローラ対応、OFF-TV PLAY対応 /
■推定クリア時間:5~7時間(エンディング目的:ソロプレイ)、10~12時間(完全攻略目的:ソロプレイ)

※オンラインプレイのサービスは2016年6月27日に終了。2018年現在プレイ不可。)
西暦20XX年11月1日、「スクール・オブ・デモクラシー(SOD)」を名乗る旧ソ連残党は、極東のとある島に秘蔵された衛星起爆コードを強奪。間もなくコードを入力し、宇宙空間上で核爆発を引き起こした。

その反動で軌道上に存在する衛星が連鎖的に爆発を引き起こし、電磁パルス(EMP)が発生。コンピュータ、レーダーと言った電子機器の全てが使用不能となり、世界中は大混乱に陥ってしまう。

この緊急事態にアメリカ政府は一人の男に事態の収拾を依頼した。
男の名は「アイヴァン・ザ・テリブル」。
かつてSODに所属していた、元テロリストだった。
▼Pros cons Pick up
--- Good Point ---
◆サードパーソンシューター(TPS)と近接攻撃主体のベルトスクロール型アクションを織り交ぜたゲームデザイン
◆ワンボタン且つ、瞬時に近接攻撃へ切り替えられる地味ながらも革新的なシステム
◆俊敏な動きと銃撃と近接攻撃の切り替えの早さによって実現した、TPSとしては異例のスピーディな戦闘シーン
◆軽快な挙動と見た目とは裏腹の取っつき易さが光る、良好な操作性
◆構成は王道の一本道ながら、起伏の激しさで魅せに魅せる「ソロプレイ」のミッション
◆アクションゲーム全開の手に汗握る激闘が展開されるボス戦(※最初のボスを除く)
◆市街地、研究施設、更には京の雰囲気漂う繁華街まで、個性に富んだロケーション
◆スタンダードな対戦から施設運営とその防衛、政治的な駆け引きまで盛り沢山の要素を取り揃えた、凝りに凝ったマルチプレイ(※2025年現在、ネットワークサービス終了によりプレイ不可)
◆過激ながらも、強烈な一撃を与えた手応えを演出する派手な出血エフェクト
◆同じく戦闘の激しさを高める仰々しい爆発表現(音もホドホドにやかましい)
◆雰囲気重視ながら、盛り上げる所ではしっかり盛り上げる役割を果たす音楽
◆良くも悪くも個性の強すぎる登場キャラクター達(特に超人ばかりのSOD幹部たち)
◆各種キャラクターの雰囲気にマッチした担当声優陣の演技(特に主人公アイヴァン演じる石塚運昇氏)
◆一部、特定のマニアをニヤリとさせるネタの存在(「上から来るぞ!気をつけろ!」と発する囚人など)

--- Bad Point ---
◆起伏は激しいものの、TPSとしては至って平坦な内容で、ボリュームも乏しいソロプレイ
◆際立った個性も何もない、銃撃戦時の展開(格闘戦とは対照的なレベルで地味)
◆近接攻撃で倒すのが求められる敵が登場し、周囲に銃撃主体で攻めてくる敵が多数登場するシーンで滲み出るゲームバランス的な理不尽さとシステム周りの矛盾(この時に限り、納得のいかないミスに陥り易い)
◆一部、一撃必殺技を繰り出してくるボスの存在(特に終盤に登場するボス達はこの類のものがほとんど)
◆面白味の無さにも限度があるオープニングミッションのボス(棒立ちした相手に銃で攻撃し続ければ倒せるという、あまりにも味気ない戦闘になってしまっている)
◆やや長めのロード時間(リトライ時も10秒近くかかる)
◆手応えは良好ながら、基本スティックの照準(エイム)操作(ジャイロには非対応)
◆世界観などの設定は練られているが内容は意外に平凡で、一部突っ込み所も見受けられるストーリー
◆好みが分かれるどころではないキャラクターデザイン(特に主人公のアイヴァン)
◆モデリング、背景共に荒く、古臭さが滲み出ているグラフィック
◆実力差無関係で、初心者と上級者が普通に入り混じる仕様のマルチプレイのマッチング
◆極端なほど集め難いマルチプレイ専用の装備品と露骨に滲み出た課金への誘い
◆国内プレイヤー縛りの仕様ながら、何故かAmazon限定とした謎の販売手法
▼Game Overview
ニワトリと八百屋も緊急出動する程度に闘争本能を刺激する”リアルな戦場”がここに。



◇テクモ(現コーエーテクモゲームス)時代に『デッド オア アライブ』『NINJA GAIDEN』シリーズの製作総指揮を務めた板垣伴信氏と、かつて氏が率いた開発チーム「Team Ninja」の元メンバーらが所属するゲーム開発会社「ヴァルハラゲームスタジオ」と「ソレイユ」が共同開発した、完全新作のサードパーソンシューター(TPS)。当初はTHQよりPlayStation 3、Xbox 360用ソフトとしてリリース予定だったが、さまざまな経緯を経て、最終的にはWii Uソフトとして任天堂より発売された。

◇3D三人称視点で展開されるTPSで、主人公アイヴァンを操作し、世界中に大混乱を招いたテロ組織「スクール・オブ・デモクラシー(SOD)」の壊滅と、彼らの支配下に置かれた地域の奪還を目指す。収録ゲームモードは「ソロプレイ」と「マルチプレイ」の二種類があり、作中の設定では双方ともに本編として位置付けられているが、基本動作やシステムの理解においては「ソロプレイ」が主軸となる。内容としてはストーリーに沿ってミッションと呼ばれるステージを攻略していくもの。進行は一本道で、要所で発生する戦闘イベントをこなしながら課せられた目標を達成していく、TPSとしては比較的王道の内容である。

◇ベルトスクロール型アクションのスタイルを取り入れた戦闘システムが最大の特徴。主人公アイヴァンは、ライフルやマシンガンといった銃火器による典型的な撃ち合いを行う一方で、多彩な近接攻撃も使いこなす。対応ボタンを押すことで瞬時にパンチやキックといった技を繰り出し、それらをコンボに繋げることが可能である。
道中には鉄パイプ、日本刀、スレッジハンマー、ファイヤーマンアックスなど多種多様な武器が配置されており、手に取ることで近接攻撃がそれらを用いたものに変化する。軽い武器なら連続攻撃が可能で、重い武器なら一発一発のダメージが強力といった個性付けもしっかりと施されている。武器を投げて相手を怯ませ、隙ができたところを一気に叩き潰すことも可能で、銃撃と格闘攻撃が自然かつスムーズに切り替わるユニークなシステムとなっている。

◇戦闘をより戦略的にするため、「炎魄(えんばく)」と呼ばれるパワーアップ技も用意されている。画面上の専用ゲージがいっぱいまで溜まった状態でYボタンとBボタンを押すと、アイヴァンの潜在能力が解放され、一定時間の間、敵へのダメージ、防御力、移動速度が大幅に上昇する。これを活用した力任せの戦術も可能で、銃撃戦が長期化した際には短期決着を狙って突貫するといった戦術も有効である。また、敵に近づいて至近距離で銃弾を浴びせたり、格闘攻撃のコンボを繰り出すのに役立つ「スライディング」アクションも用意されており、これらを上手く組み合わせることでより効果的な戦闘が展開できる。敵も銃撃で攻めてくるタイプと近接攻撃で攻めてくるタイプに分かれており、イベントによっては近接攻撃中心の敵のみが出現する展開もあるため、その際の戦闘はまさにアクションゲームの殴り合い(斬り合い)となる。

◇マルチプレイモードは極めて特異かつ大規模な作りとなっている。オンライン特化型で国内プレイヤー同士が争い合う内容だが、単純な対戦ではなく、仲間と同盟を結成し、拠点となる要塞を建造し、時には敵対する同盟と不戦協定を結ぶなど、経営から政治的駆け引きまで楽しめる大規模なものとなっている。
このモードにも独自のストーリーが存在し、アイヴァンがSODに敗北した北アメリカ大陸を舞台に、傭兵として各地での戦闘に参加し首都奪還を目指すで、「演習」と呼ばれる対戦モードで能力強化を図りつつ、「実戦」での「クラン」との戦いに身を投じるのが基本で、既存クランへの参加、自分でのクラン立ち上げ、フリーランス傭兵としての活動など、プレイヤーが自由に関わり方を決められる。また、プレイヤーごとに「要塞」が与えられ、それを他クランからの攻撃に対する防衛戦も用意。そのために要塞の構造カスタマイズや迎撃兵器を設置することも考えなければならないなど、多様な戦略が求められる。このように、ソロとマルチ両方に強い個性が込められた、唯一無二の「シューティングアクション」作品として完成されている。
▼Review ≪Latest Update :9/14/2025 | First Publication Date:8/5/2018≫
スピーディなアクションと革新的な戦闘システムを持つ野心作ながら、全体的に出来の荒い印象のTPS。
本作最大の魅力は、TPSとしては異例のスピーディでテンポの良い戦闘システムにある。特に注目は、瞬時に格闘攻撃へと移行できるシステムの快適さ。通常、射撃と格闘という二種類の攻撃手段を用意した場合、切り替えの間が挟まれるものだが、本作はその間を排除し、ボタンを押した瞬間に格闘攻撃に移る仕組みを採用している。

この設計により、プレイヤーは全くもたつくことなく直感的な立ち回りが可能となり、ワンボタンで行える操作の手軽さが見事に活かされている。コンボ技に関しても基本的にボタンを連打するだけで、主人公アイヴァンが華麗に動き回ってくれるため、プレイヤーは高度なアクションを決めているという気持ちにさせられる。
見た目とは裏腹な挙動の軽やかさも素晴らしく、移動や壁の駆け上がり、遮蔽物の乗り越えなど、忍者と見間違うレベルで俊敏に決めてくれるため、ストレスを感じさせない。各種アクションを応用した技を決められた時の高揚感も格別。スライディングしながら敵の懐に潜り込み、至近距離に来たと同時にショットガンを発射したり、高所からジャンプし、着地直前のタイミングでナイフを投げて遠くの敵の喉元に命中させるなど、決められた時の嬉しさは他では味わえないものがある。そしてこうした技を決めたい欲求が働き、意識して動くようになることで面白さは加速していく。

基本的に撃ち合いがメインのTPSというジャンルで、これだけ多彩なことができ、なおかつそのどれもがスピーディに決められるよう作られているのは本当に異例である。そのため戦闘テンポは良く、単純にキャラクターを動かしているだけでも楽しい。アクションゲームの醍醐味を詰め込んだ魅力的な仕上がりとなっており、必要最小限のアクションに留めがちなTPSにおいて、この多彩さはある意味革新的と言える。銃撃と格闘それぞれがしっかりと組み合わさったまとまり方になっており、この種のアクションゲームを制作してきたスタッフが手掛けているだけあって、センスと職人技を実感させられる高い完成度を見せつけている。

ミッションの構成についても同様のことが言える。基本は一本道で要所要所で発生する銃撃戦を乗り越えることに終始するものの、近接攻撃中心で攻めてくる敵との戦いが始まったり、味方の部隊支援のための銃座での防衛戦が始まったり、施設の探索を行うなど、実に多種多様なイベントが用意されている。

中でも盛り上がるのがボス戦だ。近接武器で戦う純然たる真っ向勝負で、アクションゲーム全開、「TPSは何処へ行った」という内容になっている。アイヴァンに体力ゲージの概念がないTPS/FPS仕様の自動回復形式の一方、ボスに体力ゲージがあるという設定的に大きなハンデのある構図になっているのも少しユニーク。これを踏まえてか、ボスの強力な攻撃を受ければ即座にピンチに陥る場面も多い。加えてボスも俊敏に動くため、むやみに斬り殴り続けても勝つことはできず、個々の動作を見切って攻撃していかなければならない。

裏を返せばそれだけ濃い内容になっているため、プレイヤーの記憶に深く刻み込まれるものとなっている。特に本編で三番手として戦う「グルンドラ・シャハ」は、本作のアクションゲームとしての面白さを凝縮したボスとなっているので、プレイした際には是非ここまで辿り着いてほしい。きっと「あれ、TPSを遊んでいたはずだよな……?」と感じることだろう。

マルチプレイもその充実した内容に驚かされる。戦うだけに留まらず、拠点(要塞)の管理、政治的な駆け引きまでが要求される作りには、本作がキャッチコピーとして掲げる「戦場のリアル」が克明に描かれている。純粋な対戦プレイとしても、ルールの豊富さが圧巻で、純粋な銃撃戦だけに留まらず、フィールドのあちこちでうろつくニワトリを集めたり、八百屋で野菜を買ってフィールド中央の巨大ミキサーにどれだけ投げ込めるかを競うといった奇抜なものまであり、様々な楽しみ方ができる。

特に銃火器の使用が封じられる「マーシャルアーツ」はプレイヤーの腹筋を大いに刺激する。総勢8人のプレイヤーがあちこちで忍者のように俊敏に動きつつ、単なる殴り合いをする様子には笑いが止まらなくなることだろう。フィールドも多彩なアクションを活かした高低差の激しい作りで独自色を表現しているのもユニークだ。色々な遊び方で末永く遊んでもらいたい、時に人間の汚さも知ってもらいたいとする思いが込められた作りには、制作スタッフが並々ならぬ思いを注ぎ込んだことが実感される。

しかし残念なことに、マルチプレイはネットワークサービスの終了によって既に遊べなくなっている。そのため現時点では遊べるのはソロプレイのみ。また遊べた当時についても、マッチングの仕様に疑問があった。特に日本国内のプレイヤーとしか戦えなかったのは、後述の販売手法を考えるとあまりにも謎である。さらにこのモードには装備品を揃えるのに「金の卵」なるアイテムが必要となるが、これも非常に入手しにくく、大量に手に入れるには課金するしかないのも不親切だった。それをビジネスモデルにしていたのかもしれないが、あまり良い印象を与えないのは確かだ。

他にサーバーも不安定で回線落ちが起きやすいなど、快適性にも難が見受けられた。こうした問題の多さを考えると、サービス終了までのスパンの短さも納得せざるを得ない。対戦プレイである「演習」も、ルールの充実さからローカル対戦くらいは用意してもよかった。その所為でソロプレイ以外遊べない現在の状況は寂しい限りだ。

ソロプレイについても、多彩なアクションと起伏に富んだミッションを除けば、TPSとしては正直なところ凡百の域を出ない。一本道の決められたルートをなぞっていくことに終始するため、既視感が強い。

難易度もバランスの取り方がおかしな箇所が散見される。特に大量の敵の銃撃が繰り広げられる最中、近接攻撃でなければダメージを与えられないわずか一体の敵を倒さなければならない場面は、ゲームシステムの矛盾と若干の理不尽さを感じさせる。後半にある、銃撃を回避しつつ近接攻撃を仕掛けようとする敵から逃げながら戦う場面についてもやりすぎの感がある。

ここは敵の量を減らしたり、もう少し倒しやすくするために攻撃しやすい場所に配置するなりして、バランスを取ってほしかった。結果的にその場面だけ一際難易度が上がってしまい、プレイヤーが強いストレスを感じやすくなってしまっているのが惜しい。しかも本作には難易度選択機能があるが、それを最も簡単な「カジュアル」にしても変わらないというのが困りものだ。
ソロプレイに関してはボリュームも乏しい。一つのミッションにかかる時間は長めだが、さすがに9つでは寂しい。やり込み要素も最高難易度「ハードコア」への挑戦と「戦利品」と呼ばれるアイテムの回収、スコアアタックくらいしかなく、魅力に欠ける。戦利品はストーリーの背景を掘り下げる情報が得られるなど、集めるだけの意義はあるが、もう少し他にも特典を用意してもよかったのではないだろうか。中でもハードコアはクリア特典なしは良いとして、敵の攻撃パターン(ボスも含む)が変わるなどの変化は欲しかったところだ。基本的にそういうものはなく、体力が変わる程度なのが残念である。
グラフィックもかなり厳しい。キャラクターのモデルから背景まで、初期のHD作品を彷彿とさせる粗っぽさがあり、近年の水準で見るとどうしても古臭さを感じてしまう。キャラクターデザインも癖が強く、主人公のアイヴァンからして強烈で、人によってはドン引きしかねない。他のSODの面々、味方側のキャラクターも濃い面子揃いなので、好みが分かれるだろう。

ただし容姿こそ強烈だが、アイヴァン自体は渋さと熱さが混在したキャラクターになっている。彼の声を担当する石塚運昇氏(※アニメ『ポケットモンスター』のオーキド博士、『カウボーイビバップ』のジェット役で知られる声優)の演技も、それらの魅力を引き立てているので要チェックだ。

演出周りでは音楽も映画のノリを重視しており、ピンチの時には印象的な楽曲を流すなど、場面の盛り上げにしっかりと貢献している。エフェクト周りもグラフィックの荒さをカバーしており、中でもダメージを与えた手応えを醸し出す、肉片まで飛び散る出血表現の仰々しさは強烈だ。反面、ストーリーは設定はしっかりしているものの、大筋は純然たるアクション映画そのもので、そんなに強いテーマが描かれているわけではない。アイヴァンが何故SODから離反したのか、デビルズサードというタイトル名の由来など、突っ込みどころも多いので、過剰な期待は禁物だ。

発表当時から数えれば4年半もの時間を費やして作られた作品だが、ゲームデザインの面白さはあるものの、粗削りな部分が散見されるほか、グラフィックの所為で古臭さも漂うなど、出るのが遅すぎた感の強い出来になってしまっている。

おまけに本作、パッケージ版は通販サイト「Amazon」限定で販売され、一般には流通しなかった。先のマルチプレイのことを思うと、このような販売法を取ったのも疑問で、販売元の任天堂に売る気があったのかすら疑問だ。まあ、発売間もなくPC版が発表されるなど、開発元の立ち回りに不可解な所が見受けられたので、何かしら揉めたのかもしれないが。

そんな色々と残念な印象が付きまとう本作だが、念のため言っておくと、ゲーム自体の出来は悪くなく、アグレッシブな戦闘が楽しめるTPSに完成されている。アクションゲームやTPSが不得意なプレイヤーには薦めにくいところはあるが、それ以外のプレイヤーなら一度は体験してみる価値のある一品である。野心的な試み満載のTPSの世界に足を踏み入れてみよう。
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