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≫タケヤリマン
■発売元 ポイソフト
■ジャンル 竹やりアクション
■CERO A(全年齢対象)
■定価 400円(税別)
■公式サイト ≫こちら ※音が鳴ります
▼Information
■プレイ人数 1人
■消費ブロック数 292ブロック
■セーブデータ数 1つ
■その他 すれちがい通信対応
■推定クリア時間 1時間〜2時間(全ステージクリア目的)、4〜6時間(完全攻略目的)
圧政で民を苦しめる悪大名に立ち向かう為、正義の味方が立ち上がる。
その名はタケヤリマン!
戦をする為、悪大名が出陣した事を聞いた彼は、悪大名の本陣に単身で突撃する!
全ては正義の鉄槌を下す為に!
▼Points Check
--- Good Point ---
◆迫り来る敵のハリボテを竹槍で突っついていく、単純明快で遊び易く、何処か既視感のある設定で一部のプレイヤーに違和感を抱かせる基本ゲームルール
◆ゲームセンターにある架空の筐体を遊ぶ、非常に独特で懐かしい香り漂う世界観&舞台設定
◆架空の存在とは言え、現実にありそうな雰囲気作りとハリボテの作りが秀逸な筐体全般のデザイン(筐体ごとに設定された誕生経緯のストーリーも妙にブラックな内容なので必見)
◆敵を竹槍で突っついていくだけながら、豊富な敵バリエーションと多彩なギミック、シビアなノルマ設定でプレイヤーを終始飽きさせない、凝ったステージ構成&レベルデザイン
◆通常の突きのほか、溜め攻撃に特殊な技など、意外と多彩な竹槍による攻撃アクション
◆自らの限界に挑戦する特別な筐体『タケヤリマンフォーエバー』、パーフェクトクリア、『タケヤリストカード』交換によるスコアアタックなど、盛り沢山で遊び応え十分のやり込み要素
◆ステージ総数の少なさを逆手に取った極端な跳ね上げが異彩を放つ、歯応え抜群の難易度設定(ステージごとにコンセプトの異なるバランス調整が成されているのも秀逸)
◆スライドパッドとAボタンのみしか扱わない、シンプルで取っ付き易い操作性
◆ゲーム本編との相性もさる事ながら、エフェクトの派手さも引き立てている見事な立体視
◆妙にインパクト抜群で耳に残る音楽(特にタケヤリマンフォーエバーの曲は要チェック)
◆ハリボテを突いた確かな手応えを引き立てる、質感満点の効果音(音も妙に可愛らしい)
◆アーケードゲームなのに本物の爆弾が飛んでくるなど、突っ込み所満載のネタ描写の数々

--- Bad Point ---
◆難易度設定で結構な手応えを演出しているが、やはり物足りなさも否めないステージ総数
◆左右に移動した際、何故かプレイヤーに遅れてついてくるのが嫌らしいカメラワーク
◆インパクトはあれど、唐突さとゲームに不慣れな方を切り捨てる感も否めない難易度設定
▼Review ≪Last Update : 4/20/2014≫
こんな野蛮なゲーム、ヒットする訳ないでしょう…。

だが、結果的に四作も出てしまったという(架空の)現実。


ニンテンドー3DSの立体視との相性の高さで高評価を獲得し、大きなヒットを記録した『ひゅ〜ストン』に次ぐ新作として、ポイソフトが送り出した3Dアクションゲーム。

手軽ながら、歯応え十分な難易度と丁寧な作りが光る秀作だ。

ゲーム内容は3D主観視点で展開する、ステージクリア型アクションゲーム。主人公『タケヤリマン』になり、画面奥から迫り来る敵ハリボテ達を竹槍で突きまくっていくというものだ。いわゆるFPS(ファースト・パーソン・シューター)でお馴染みの視点構成だが、基本的に移動できるのは左右のみ。いわゆる一画面固定方式で、『タイムクライシス』、『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』、『ミュージックガンガン!』等のガンシューティングゲームに近いゲームデザインになっている。ガンシューティングゲームの視点で竹槍を武器に敵を突っついていくゲーム、というとよりイメージし易いかもしれない。
収録ゲームモードは、前作に当たる『ひゅ〜ストン』と同様に本編一種類のみ。他に自分のプレイ内容が自動的に記録されていくに加え、すれちがい通信で他のユーザーと交換する事ができる『タケヤリストカード』がある程度。今作でもシンプル・イズ・ザ・ベストのスタンスを貫き通したラインナップになっている。ただ、詳細なゲーム内容に関しては今作の方が若干、入り組んでる感じだ。というのも、非常に多くの要素が組み込まれている。
まず最初に各ステージの流れだが、基本的には画面奥より迫り来る敵ハリボテ達を竹槍で突っついていき、終盤に登場するボスのハリボテを撃破できればクリア。アクションゲームの王道に則った構成になっている。だが、その道のりは平坦なものでは無い。具体的に解説していくと、ステージは複数の区間(フェイズ)に分けられており、それ毎に一定の敵ハリボテの群れが登場する。更に各フェイズには「〇〇体の敵を倒せ」というノルマが設定されており、それを達成しなければ次のフェイズへと進む事ができなくなる。達成に失敗すれば、そのまま問答無用でゲームオーバーになってしまうのだ。無論、ゲームオーバーになればステージの最初からやり直し。途中からの再開と言った生易しい配慮はない、アーケード仕様だ。その為、どのステージでも的確な敵ハリボテへの攻撃、迫り来る敵の順番を見極める判断能力が求められてくる。その基本ルールの仕組みから、非常に単純で単調な展開、ゲーム内容をイメージするかもしれないが、実際は真逆。シンプルであるが故の手強さをコンセプトとしたレベルデザイン、バランス調整が成された作りになっている。
更に竹槍による突きも一種類だけではない。ボタンを数秒間溜めて発動する溜め攻撃こと『ジャキーン突き』、ステージの途中で出現するアイテムを獲得する事で使用可能になる『特殊突き』と言った特別な突き攻撃が可能となっている。特に『特殊突き』は多種多様。竹槍が「びよ〜ん」と伸びて距離の離れた敵への攻撃が可能になる『のびーる突き』、広範囲の敵をまとめてなぎ倒せるようになる『三日月』、敵を一時的に行動不能にする『ビリビリボール』、そして画面上に居る敵全てに攻撃を加える『天罰』など、もはや竹槍関係ないじゃんと突っ込みたくなる攻撃が全部で6種類も用意されている。
だが、この『特殊突き』を可能にするアイテムは一つしか獲得できない、そしていずれも使用制限が設けられているというのがミソ。基本的に『特殊突き』を可能にするアイテムは6種類、まとめて画面上に登場する仕組みになっているのだが、その中の内の一つしか獲得できず、残りの5つは1つを獲得すると同時にそのまま消滅してしまうのだ。なので、ド派手にぶっ放したいという単純な考えから『天罰』を選んでみたら、次のフェイズに適していない攻撃だった為、効率よく敵を捌けずノルマ未達成で終わってしまった…なんて悲劇的なオチで終わる事もしばしば。逆に選んでみたら、余裕でノルマを達成できた、なんて事も起こったりする。念の為だが、一応大きなハズレとなるアイテムは無い。どのフェイズも通常突きとジャキーン突きだけで、「一応は」乗り越えられる調整にはなっている。だが、そんな先の展開を左右する要素が盛り込まれている為、どんな敵の群れが現れるのかと言った緊張感が常に付きまとう。これを選んで良かったのか、という自らの判断に対する不安を抱えながらステージが展開していくので、プレイヤーを常にヒヤヒヤさせてくるのだ。基本はステージの攻略を手助けする救済処置的な役割ではある。しかし、一種類しか選べないという制約、そして選んだ後に露骨な変化が表れるなど、さりげなくステージ攻略における脅威としても描写。地味な存在ではあるが、ゲーム性とステージの展開に緊張感と奥行きを与える要素として作り込まれたものになっている。
また、使用制限にしても緊張感を与える要素として機能している。基本的にどの特殊突きも数回、強力なものに至っては一回しか使えないので、常に適切なタイミングでの使用が求められてくる。そんな戦略、戦術的な面白みも万全で、単に敵を突っついていくだけのゲームで終わらぬやり込み甲斐があるのも今作の大きな特色だ。
他に今作で舞台となるステージ、というかそもそもこの『タケヤリマン』とは架空の体感型アーケードゲームであり、それをプレイヤーが疑似体験するという形で筐体風に描写されているのも大きな見所の一つ。まるで『関口宏の東京フレンドパーク』な設定付けには、人によってはちょっと懐かしい気分になるかもしれない。それでいて、『ひゅ〜ストン』で見受けられた珍妙でぶっ飛んだ描写も満載。アーケードゲームの筐体なのにその仕掛けはおかしいだろと、思わず突っ込みを入れたくなること請け合いだ。
内容的にはひたすら敵を竹槍で突っついていくだけと、非常にシンプル。だが、全体を構成する要素が実に多彩で、シンプルながらもやり応え十分、それでいて奥も深いというユニークな作りになっている。まさにアーケードゲームが舞台のゲームと言ったところ。昔懐かしの遊び易さと手強さ、奥深さが濃縮された内容に仕上げられている。

そんな今作の魅力は、メリハリの効いたレベルデザインとゲームバランスだ。フェイズごとに設定されたノルマ、敵の出現パターンとそのバリエーション、アイテムの使用タイミングなど、全体的にアクションゲームとして抑えるべき部分が徹底的に抑えられた作り込みが成されており、見た目以上に単調になり難い内容に完成されている。
特にステージごとの難易度設定とその変化の激しさが秀逸。今作にはメインステージ3つ、おまけステージ1つの計4つが用意されている。正直な所、非常に少ない。昨今のゲームほどのボリューム感も無く、単に全てクリアするだけならあっという間だ。しかし、そう少なめであるが故、今作は難易度の変化を極端なまでに激しいものにしている。最初のステージに関しては本当に基礎。単純に迫り来る沢山の敵を竹槍で突っついていく楽しさに特化しつつ、その難しさも合わせて見せるような構成にまとめられている。その為、初見でもクリアできる程度に控え目な難易度だ。しかし、その次の第二ステージで大きく一転。自らの判断力が常に問われるシビアな敵配置と的確な突き攻撃を求められるハードな展開が連発するのだ。数字で表現するなら、最初のステージで1だったのが次で7辺りまで跳ね上がるような感じ。「こういう風に突っついていけばいいんだ」と基礎を覚えたプレイヤーを奈落の底に叩き落とすかのような、極端過ぎる変化が起きる工夫が成されているのである。無論、その次の第三ステージでは更なる試練が待ち受けており、あらゆるテクニックを駆使し、的確な判断を下していかないとボスまで辿り着くのは困難。それでも第二ステージより若干、難易度は下げられていたりするのだが、常に気が抜けない展開が続く点では共通。単純なルールとは裏腹の歯応え抜群の展開が繰り広げられるのだ。正直、ステージ1をクリアした後に急激に難易度の上がったステージが現れる流れ自体、ハードランディング過ぎる感は否めない。普通に二番目のステージは若干難しい程度に抑えるのが適切だろう。そういう意味でも、この難易度曲線は乱雑と言えてしまうところがある。だが、今作は収録ステージが4つと少なめ。その為、順当な流れで難易度を上げていくと、余計に物足りない内容になり得る可能性がある。ステージ数がそれなりにあるなら、その手も使えるだろうが、少ないとなれば別だ。その狙いを込めてか、今作は極端な難易度変化を採用し、少なさとは裏腹の手強さと充実感を演出している。まさに、少ないボリュームであるが故に許された手法を取り入れているのだ。このような手法を盛り込んでいるのもあり、その少なさとは裏腹に遊び応えと充実感は結構高い。実際に第二ステージの難易度を体験すれば、今作が如何に見た目からは想像も付かない手強いゲームであるのかというのを思い知らされること請け合いだ。それでも「あと一つか二つぐらいステージがあっても…」と思ってしまう所があるのも事実なのだが、控え目の難易度で通し、物足りない作りにしない為、あえてこういう変化の取り方を取った判断自体は見事の一言。少なめのゲームでも遊んだ甲斐は十分にあったと思わせるほどの充実感を、という事を何より重視した事に対しては本当、拍手を送りたいところである。
難易度の変化のみならず、肝心の構成に関しても調整の上手さが光る仕上がりだ。特に敵の出現パターン、バリエーションの多彩さは秀逸の一言。単にこちらに向かってくる一般的なものに限らず、煙幕を張るもの、盾で突撃してくるもの、そしてこちらの行動を制限する攻撃を展開してくるものなど、見た目に反して結構色んな敵がおり、竹槍で敵を突っついていくという単調になり易い特質を持った今作のゲーム性の弱点を見事にカバーしている。
その敵の出現パターンに理不尽さが無く、その気になれば全滅可能な調整になっているのも素晴らしい。無論、第二ステージの様な極端に難易度の高いステージであっても、パーフェクト達成は十分に可能。こういうしっかり極められる所を大事にしている辺りに今作のバランス調整の上手さというものを実感させられる。全ての敵を全滅させられた際の『パーフェクトクリア』の称号を用意しているのもまた然り。その辺はもう、今作のバランスには相当な自信があると言っているようなものだ。実際、その通りの仕上がりになっているのだから、さすがと言わざるを得ない。
また、ステージのギミック、演出の凝った仕上がりぶりも見事。ゲームセンターにある体感型アーケードゲームという設定を最大限に活かしたハリボテ達の動き、背景が切り替わる際の装置の動きなど、「こういうゲームが実際にあったら面白いだろうな」という夢を抱いてしまう作りの上手さにはデザイナーのセンスを実感させられる。しかし、体感型アーケードゲームなのにハリボテが本物の爆弾を投げてきたり(それもしっかり爆発する)、水風船がまき散らされたり(無論、中には水が入っている)、『天罰』の攻撃では本物の雷が鳴り響くなど、体感型にしてもそれはおかしくないか、という突っ込み所も多々。まあ、ゲームなのだからその辺は突っ込んだら負けだが、そんな『ひゅ〜ストン』にもあったネタ要素もしっかり盛り込まれているなど、見た目でも楽しませてくれるサービス精神が炸裂しているのも秀逸の一言。そういう演出もゲームならではだよね、と言わんばかりのやりたい放題な作りは気持ちよさすら覚えるほどである。
実際、あともう2ステージぐらいはあって欲しかったと思ってしまう物足りなさが若干、残ってしまっているのは否定しない。正直、6つの方が区切りが良かった感はあるし、アイディア的にもまだまだ出せる余地があったのでは、と思ってしまう所もある。だが、少なさを逆手に取った工夫に確かな自信と調整の上手さに満ち溢れたバランス調整とレベルデザインの上手さは職人技の一言。浅い内容ながら、その遊び応えと深みはかなりのもので、手軽ながらもしっかりと充実感の得られるゲームに仕上げられている。 前作に当たる『ひゅ〜ストン』も手軽ながら、遊び応えは十分なゲームになっていたが、今作も負けず劣らず。方向性、ジャンル共にまるで別物だが、シンプルながらも何度も遊びたくなるゲームを目指した熱い思いが込められている点では一緒。まさに兄弟的なタイトルと言っても不思議では無い作品になっているのだ。

操作性にしても、基本的にスライドパッドとAボタンしか使用しないので、非常にお手軽且つ取っ付き易い仕上がり。レスポンスも良好な上、特殊突きに関しても切り替えなど、複雑な操作は何ら求められてこないので、ゲームに不慣れな方でも難なく馴染めるものになっている。
やり込み周りも熱い。今作、実は結構な量のやり込み要素が収録されており、極めるとなると結構、遊べる内容になっている。特に先に紹介しなかったおまけのステージ『タケヤリマンフォーエバー』のやり込み甲斐、中毒性は抜群。内容は簡単に言ってしまうとエンドレスモードで、ノルマ達成を繰り返しながら何処までスコアを伸ばせるかを競うというものだ。これがまた、『ゲーム&ウォッチ』のゲームを髣髴とさせる懐かしい遊び応えと緊張感に富んだものになっていて非常に面白い。ある意味、これこそが今作の真髄と言わんばかりのモードになっているので、一通りのステージをクリアしたプレイヤーはレッツ・チャレンジだ。更にこれ以外にもすれちがい通信で『タケヤリストカード』を交換して行う他のプレイヤーとのスコアアタック、そしてカード内に描かれた竹槍を使い込み、プラチナの竹槍を出現させるやり込と言った魅力的な要素が満載。それらの遊び応え、奥深さは今作を3DSのホーム画面に常駐させたままにしたくなるほど魅力に富んだものになっているので、これもフォーエバーと並んで要チェックだ。
その他、グラフィックも筐体上のギミックの描写など、凝った仕上がり。立体視も申し分なく、特に水風船が破裂した際、画面に水が張り付くエフェクトの派手さは必見だ。更に音楽の完成度も非常に高い。曲自体は少ないのだが、メインステージにおける勇ましいけど、何処か抜けた感のあるメインテーマ曲は実に秀逸。そして、先のフォーエバーにて流れる曲の別世界っぷりもインパクト抜群だ。一体、どう別世界な音楽なのかは実際にプレイしてみて確かめてみて欲しい。人によっては、何処の『戦●無双』だよ!…と突っ込みを入れたくなるかもしれない。

音楽以外に効果音も素晴らしく、敵ことハリボテを突っついた際の「ポコッ」という音の可愛らしさは思わずニヤッとしてしまうものがある。更に細かいところだが、今作で舞台になる筐体にはしっかりと発売に至るまでのストーリーが設定されている。そのストーリーもまた妙に愉快且つ、ブラックな仕上がり。「世間からの評判が悪く、一部のゲームセンター以外では早めに撤去された」、「ブームが起きたが、気が付けば供給元が倒産していた」など、妙に悲劇的なものばかりなのが特定のプレイヤーの涙を誘ったりとかしないとか。他にも『タケヤリストカード』内に「娘さんを突いちゃった数」という卑猥な表記(それもちゃんと突いた数が記録される!)があったり、竹槍一本で悪大名に挑む正義の味方という設定に農民が活躍する某伝説的なゲームのオマージュが込められていたりなど、変なネタも盛り沢山となっている。
ボリュームの少なさのほか、左右に移動した際のカメラ切り替えがやや遅い、ステージ2での急激な難易度変化は非常に戸惑い易いなど、欠点も散見されるが、一度やり込みだしたら時間がグイグイ吸われていく中毒性の高さ、秀逸なレベルデザインにバランス調整の上手さ、そして随所に置いて散見される多彩なネタ要素など、一度遊べば、嫌というほどインパクトに残るゲームに仕上げられている。前作に当たる『ひゅ〜ストン』ほど、立体視との親和性を実感させるフィーチャーに欠けているとはいえ、シンプルながらも遊び応えのあるゲームとしては非常に高い完成度を誇る今作。
手軽に遊べるゲームを求めている方は勿論のこと、アクションゲーム好き、そして大きなゲームの小休止に適したゲームをお探ししている方には自信を持ってお薦めする傑作だ。このシンプルながらも奥深いゲーム性は体験の価値、大いにアリ。その名前に反したやり応えを是非、味わってみて欲しい。
なお余談だが、今作の名を3DSのフレンドリストにあるコメント欄に書くと、NGワードとして弾かれるので注意されたし。何で弾かれてしまうのかって?そんなの、タイトルの一部を読めば分かることでしょうよ!言わせるな、恥ずかしいッ!
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