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≫『Super Cloudbuilt』:解説録


■発売元:Double Eleven Ltd / ■原作開発元:Coil Works / ■発売日:2017年7月25日 / ■定価:2224円(税込)

※2023年1月現在、PlayStation 4、Xbox One版、PC(Steam)版は販売終了。PC(Steam)版は再配信予定。
▼Manual Index ≪Last Up Date:1/15/2023≫
◇ストーリー / プレイヤーキャラクター紹介
◇基本操作&画面情報
◇ゲーム概略
◇セーブに関して
◇ゲームの流れ(ストーリーモード)
◇デミのアクション
◇チェックポイントとライフ
◇アイテム
◇オプション
◇そのほかの情報



◇ストーリー / プレイヤーキャラクター紹介
若き女性兵士「デミ」はある日、無人の廃墟ビルの一角で目を覚ました。
自らを導く青い光の後を追って廃墟を進むと、やがて病院と思しき場所に辿り着く。
そこにあった大きな扉を抜けた先には、昏睡状態でベッドに横たわるデミの姿があった。
彼女は戦争で瀕死の重傷を負い、その治療に用いられたプログラムの影響で肉体と精神が分離してしまったのだ。そして、デミの目前には自らの精神が作り上げた奇妙な世界が広がっていた。

世界の光景に不思議な懐かしさを感じたデミは、治療を行うプログラムがいかなることを自分に課そうとしているのかを確かめるべく、この世界を駆け巡ることを決心する。果たして、彼女はここで何を知ることになるのか。




■デミ(※本作の主人公)
戦争に駆り出された若き女性兵士。
何らかの出来事で瀕死の重傷を負い、現在は病院の一室で昏睡状態に陥っている。
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◇基本操作&画面情報
≪基本操作≫

オプションではデフォルトで「CLASSIC」が設定されている。
他に「BUMPER JUMPER」、「BUTTON BASHER」、「CROOKED」、「CUSTOM」が用意されている。どの設定もしっくりこないと感じたら、「CUSTOM」の方で自分に適したボタン配置を探るのがベスト。



デフォルト操作「CLASSIC」の配置は上記スクリーンショット参照。
(※クリックすると大きく表示されます。)



≪画面情報≫

■左端:ヘルスゲージ
デミの体力を示す。空になるとミス。

■左下:アイテムキー
ステージ内に隠されたカードキーの獲得数を示す。
(上はアイテムキー、下はライフキー)

■中央下:エナジーゲージ
ロケットブースターを使う度に減少。
陸地にいると自動で回復する。

■中央下:ウェポンゲージ
射撃を行う際に消費。
最大五発撃ち切ると再装填が行われる一定時間、発射できなくなる。

■中央下右:チェックポイント
作成可能なチェックポイントの数を示す。

■右上:ライフ
残機。ミスしたり、リトライをする度に減る。
◇ゲーム概略
主人公の「デミ」を操作し、空に浮かぶ遺跡、基地と言った舞台を駆け抜けていく。

本編はステージをクリアしていく形で進む。
クリア条件はゴールに辿り着くこと。



ステージ内で緑色のサインで示された場所がゴール。
ここに辿り着くべく、行く手を阻む仕掛けを乗り越えながら進んでいく。

ゲーム開始時にはゲームモードを選択する。全部で三種類。

■ストーリーモード
本作のメインモード。
デミの精神が作り出した奇妙な世界を駆け巡りながら、真相を究明していく。

■ラッシュモード
特殊な「チャレンジ」に挑むモード。
ストーリーモードの進展、アンロック済みラッシュのクリアで選べるステージが増えていく。

■ランクモード
ストーリーモードでクリアしたステージごとに用意されたチャレンジに挑む。
チャレンジは以下の六種類が用意されている。

◇タイムトライアル
ゴールまでどれだけ早く辿り着けるかに挑むチャレンジ。

◇フラジャイル
ノーミスチャレンジ。
一回でも敵の攻撃、トラップに接触するとミスとなる。
この状況下でいかに早くゴールに辿り着けるかに挑む。

◇パシフィスト
武器使用禁止チャレンジ。
ジャンプなどの基本アクションのみでステージ攻略に挑む。

◇スーパーチャージ
エナジーゲージ無制限チャレンジ。
掟破りなショートカットを決めて早くゴールに辿り着けるかに挑む。

◇ビーコン
ステージ内に隠されたビーコンを回収し、スタート地点まで戻るチャレンジ。

◇パスファインダー
エナジーゲージ制限チャレンジ。
パズルを解くように個々の地形を乗り越えていくことに挑む。
ゴール到達だけが目的なので、クリア時間は気にしなくて良い。
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◇セーブに関して
セーブはステージ開始前、クリア時に自動で行われる。
セーブが行われる際には画面右下に「フロッピーディスク」のマークが表示される。

セーブは前回の途中経過を記録した中断セーブ(※タイトル画面にて「ストーリーを続ける」を選択することで前回からの続きが始まる)、これまでの進捗を残す通常セーブの二種類がある。
後者はセーブスロットに記録される。作成できるファイルスロットは全部で四つ。
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◇ゲームの流れ(ストーリーモード)
ゲームが始まると、まずはチュートリアルを兼ねた廃墟ビルの攻略から始まる。廃墟ビルを進んでいくと、最終的に病院へと到達し、以降はこの「エントランス」と呼ばれるエリアを介してステージを攻略していく形となる。



各ステージへはエントランスにある扉から入る。
最初はごく一部のステージの扉しかないが、クリアする度に新たなステージに繋がる扉が解禁されていく。



■ウィングに関して
「エントランス」は「ウィング」と呼ばれる区画で構成されている。
「ウィング」は全部で四種類あり、それぞれ異なる舞台が登場する。
ウィングの情報は壁の案内板から得られる。



■扉に記された数字
ステージに繋がる扉には数字が記されている。
これは難易度を示していて、高い数字になるほど難しいことを意味する。
なお、最大は「10」。最少は「0」となっている。



■ドクロ
ある程度、ゲームが進むと「ドクロ」が記された扉が登場。
これはストーリー攻略とは直接関係しない特別な高難易度ステージとなる。
その見た目から分かるように、尋常でない難しさを誇る。
生半可な気持ちで挑めば地獄を見ることになるので注意。
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◇デミのアクション
次のような動作を行うことができる。

■移動(左スティック)
地上の陸地を進む。
スティックの入力加減を問わず、非常に早く動く。

■ジャンプ(L1ボタン)
移動しながらボタンを押すと、飛距離を伸ばせる。



■エアジャンプ(ジャンプ後に再度L1ボタン)
オープニングをクリアした後に解禁される「ロケットブースター」の推進力を利用する形でのジャンプ。ブースターのエネルギーがある限り、連続して使う事ができる。

■ダッシュ(L2ボタン)
ロケットブースターの推進力を利用して高速ダッシュする。
長押しでエネルギーが尽きるまでダッシュできる。
また、ジャンプ時に使う事で飛距離を伸ばすことができる。

■射撃(R1ボタン)
メインウェポンである銃火器を発射する。発射する度に「ウェポンエネルギー」を消費する。五連射すると切れを起こし、再装填(リロード)が完了するまで撃てなくなる。



■チャージショット(R1ボタン溜め⇒放す)
エネルギー五個分の強力なショットを放つ。

■オルトファイア(サブウェポン:R2ボタン)
メインウェポンとは別の強力な武器を発射する。
専用のエネルギーを消費する。最大発射数は2発。
撃ち切ると、エネルギーチャージが行われる。

■エイム(右スティック)
行く手を阻む敵に狙いを付ける。
オプション(後述)で自動照準の度合いも設定できる。

■壁を駆け上がる
真正面の壁に向けてジャンプするとデミが駆け上がる。ある程度、低い壁であれば先端を掴み、その上へとよじ登ることができる。高い壁だと途中で力尽きて落ちてしまうが、ブーストを使えば推進力を使って駆け上がることができる。



■ウォールダッシュ(壁を走る)
真横の壁に向けてジャンプするとデミが壁を走る。
先に進む度に下に向けて失速していく。
L2ボタンでブースターを使うと上昇できる。

■壁に張り付く
壁を走っている際にL1ボタンを押すと、デミが壁に張り付く。
ただし、緩やかに下へと落ちていく。



そのまま、L1ボタンを押しっぱなしにすると壁に張り付く。ただし、いずれも途中から下へと失速していく。張り付いた際も緩やかに下に落ちていく。こちらもブーストを使えば飛距離を伸ばせる。

■ウォールジャンプ
左右に壁が並んだ場所限定。
壁を走りながら真横に飛び移ることができる。
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◇チェックポイントとライフ


■チェックポイント
ステージ上でオレンジのサインで示された所は「チェックポイント」。
そこにある装置に近づけば、以降はミスした後、その場所から再開できるようになる。

「チェックポイント」はプレイヤー側でも作れる。
作るに当たってはアイテム版チェックポイントを用いる。
有限アイテムなので、使い所はよく考える必要がある。



また、ステージには追加のチェックポイントアイテムも配置されている。
より多くのチェックポイントを作りながら進む際は積極的に回収しよう。



■ミスの条件とライフ
敵の攻撃を喰らったり、トラップに接触したりするとデミはダメージを受け、ヘルスゲージが減る。これが空になるとミス。また、足場から落下した場合は即座にミスとなる。

ミスした際に△ボタンを押せば、最後に通過したチェックポイントから再開できる。ミスしていない場合で△ボタンを押しても同様に最後に通過したチェックポイントから再開できる。

ただし、復帰する度に「ライフ」を消費する。これが0の時にミスするとステージからエントランスへと強制追放されてしまい、攻略していたステージは最初からやり直しになる。





また、エントランスに戻された後、「ライフ」は半分になってしまう。最大値に戻したい場合はエントランスの「Willow」ウィング入口、すぐ右の下階段にあるロッカーを調べると回復するので、万全の体制を整える為にも向かうことをお薦めする。
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◇アイテム


ステージ攻略をサポートするアイテムが存在。チャレンジをクリアした際などに、ステージのゴール(出口)に設置された「ロッカー(リワードロッカー)」を開けることで手に入れることができる。
アイテムは全て消費型で、一度使うと無くなってしまう。
使うに当たってはエントランスにある端末からアイテム選択画面を呼び出して装備すればよい。



■コレクトアイテム
ステージ内には回収可能なコレクトアイテムが配置されている。

◇エナジーキャスター
エナジーゲージを回復する黄色いカプセル。

◇ヘルスキャニスター
ヘルスゲージを回復する青いカプセル。

◇チェックポイント
任意でチェックポイントを作成できるアイテム。

◇アイテムキー
各ステージにA、B、C、Dの4つが隠されている。全て集めると、ステージのゴール(出口)に設置された「アイテムロッカー」を開けることができ、ランダムでアイテムを取得する事ができる。

◇ライフキー
各ステージに1個隠されている。改修すると、ステージのゴール(出口)にある「アイテムロッカー」からライフの上限値を1つ上げる「追加ライフ」を獲得することができる。
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◇オプション


タイトル画面を経由してオプションへと移ることができる。

項目は「ゲーム」、「オーディオ」、「コントロール」の三種。

■ゲーム
ゲームプレイに関連する設定を変更できる。
「描画モード」、「OSD可視性」、「視野角」、「延長エアダッシュバッファ」の四つの項目がある。
描画モードはグラフィックの描写などを変更できる。
ストリーミング(ライブ)放送時にノイズを軽減できる「ローノイズ」と言った八種類が用意されている。

OSD可視性は画面上に表示する情報の量を設定できる。「オフ(全部非表示」、「フル(すべて表示)」、「リデュース(エナジーとライフゲージのみ)」、「ミニマル(エナジーゲージのみ)」の四種類を選択できる。

■オーディオ
音楽、効果音、ボイスと言った音響周りの設定が行える。

■コントロール
操作スタイルの変更、カスタマイズができる。

残る「クレジット」は制作スタッフの一覧を見ることができる。
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◇そのほかの情報
本作には以下のような要素もある。



■コスチュームチェンジ
ゲームが進むとデミの容姿を変える「コスチューム」が解禁される。



ストーリーモードではエントランスのデミの病室内にあるクローゼット経由で選択画面を呼び出せる。タイトル画面からも選択画面を呼び出せる。コスチュームは全部で79種類用意されていて、それぞれ解禁に必要な条件が設定されている。腕に自信のある方は全解禁を目指してみよう。

■カードキー
ステージにはABCD四つの「アイテムキー」、ライフの最大値を上げる「ライフキー」と言ったカードキーのアイテムが隠されている。全て集めると、ゴールにある「リワードロッカー」から関連する特典を獲得できる。



■エンディング
各ウィングに用意されたステージを全てクリアすると病室へと連なる大扉が現れる。これに入るとエンディングになるが、ウィングごとにその内容は異なる。どんな結末を迎えるのかは実際に見てからのお楽しみ。



■端末
エントランスと一部ステージに置かれたコンソール。起動するとゲーム内容について記したマニュアルの閲覧、アイテムの装備、解禁されたデミの独白(ストーリー)を綴った「ジャーナル」を閲覧することができる。

■ジャーナル
ステージをクリアする度にデミの独白が語られるが、この独白はエントランスにある端末から開けるメニュー画面内の「ジャーナル」にまとめられる。ストーリーの再確認も役立つので、内容を忘れてしまった際はこちらで確認しよう。

■オリジナルサウンドトラック
「Bandcamp」のJacob Lincke氏(※本作の音楽担当)のページにて、本作のサウンドトラックが販売中。価格は7ドル。

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