衰えて諸行無常の年の瀬

投稿者: | 2024-12-31

大掃除で想像以上に体力を消耗し、翌日に丸一日ダウンという憂き目にあったこの頃。
その影響で、仕事の持ち越しやら積みゲーの年越しとか散々な事態に。
ひとまず、三箇日が終わったら「いますぐやれ!!」の精神で取り組もう。

そんな某動画にたくさんお世話になった2024年の総括。

■個人的な2024年
早寝早起きは三文の損」を幾度も思い知らされた1年だった。

年明け早々、「朝型人間へのクラスチェンジを今度こそ果たす」と目標を掲げてそれを試みたら、なぜかそのようにした日に限ってトラブルの連続。寝るに寝れない出来事にも何度か見舞われて、ものの見事に目標未達……というよりは雲散霧消となってしまった。もう、色んな意味で「なんでやねん!」としか言葉が出てこない。

あと、先日の大掃除もだが、節々で体力の著しい低下を思い知らされたりもした。約10分の距離を自転車で行くだけで息切れを起こしてしまったり、すぐに筋肉痛になったり、翌日に疲労を持ち越してしまったり。一部は前述の「早寝早起きは三文の損」の弊害もある。そりゃ、もう自分も若くないのは重々承知しているけど、それにしたって落ちすぎにも限度があるだろう、と。

なので、2025年……というよりは、今後の永続課題として体力維持と強化を徹底していきたく思います。最近は週に数回、10分程度やるに留まっている『リングフィットアドベンチャー』と『Fit Boxing』のプレイ時間を上げていかねば。というか、『Fit Boxing 3』は結局、年内に買うかどうか決められなかった。『ドンキーコングリターンズHD』のDL版を買ってしまったし、当面はケンシロウに師事することにしよう……。

あとは年明けになんだか色々あったけど、振り返ってみれば、それらに引っ張られることは少なく、「今、自分ができること」に集中することができたように思う。ニュース、テレビ、SNS断ちがより進んだのも大きい。

というか、X(Twitter)に関しては、完全に記事掲載の連絡ツールと化して、一部の日にしかログインしなくなった。ぜんぶ3月10日の「マリオの日」のおかげです。あの時、ふと呟いたことに異常な量のスパムが付いて以降、一気にログインする気が失せ、距離を取りたくなったので。2025年も今年の距離を維持、もしくはさらに遠のけて「今、自分ができること」に集中するクセを強くしていきたく思う。

それと、今年は映画もアニメ新番も読書もたくさん触れることができたので、来年も隙間に色々チェックしていきたく。ちなみに2024年度の個人的なベストアニメは『負けヒロインが多すぎる!』です。いつか2期をお願いします。(あと、そろそろ『この美』の新巻が読みたいです……)

■ゲームの2024年(世間)
Nintendo Switch後継機の存在が明るみにされたとか、PlayStation 5 Proの価格が物議を醸すなど、話題はそれなりにあったけど、ゲーム機絡みに限定すると、そこまでインパクトの強いトピックは無かったように思う。

逆にタイトル絡みでは印象に残る報せが多かった気がする。
長きにわたって沈黙していた『メトロイドプライム4 ビヨンド』の発売時期がとうとう決まったり、久々の新作となった『風来のシレン6』が大ヒットを記録、『ファイナルファンタジーVII リバース』が数多くのアワードにノミネートされる、突然の2Dゼルダ新作『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』が発売、そして『ファンタジアン ネオディメンション』で坂口博信さんがスクウェア・エニックスに返り咲くなどなど。

でも、一番の驚きと言ったらやっぱり『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』でしょう。ホントにこれは2024年に突如発表された新作の中でも、群を抜いて衝撃的なタイトルだったと思う。まさか夢にまで見た『ファミコン探偵倶楽部』の完全新作が発売され、今年のうちに遊べてしまうだなんて誰が予想できるんだ。個人的にもこのゲームが発売されるまでの1ヶ月間は、本当にワクワクドキドキが止まらなくてヤバかった。

ほかに9月にPS5で発売された『アストロボット』がGOTYを獲得、その発表があった「The Game Awards 2024」の会場で『鬼武者』と『大神』の新作が発表、後者に関連して長らく無職だった神谷英樹さんが新会社「クローバーズ」で再始動したのも印象的な出来事だったように思う(ただ、『アストロボット』に関しては個人的に遊べずスルーしてしまったのがもの凄く心残り……)。あと、YouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」の最終回スペシャル。あれは正真正銘のホラーだった(汗)。なんなの、あれ……。

桜井さんも何やら新作を作っているとのことで、近々発表があるのだろうか。個人的に『新パルテナ』以降、桜井さんのゲームとは長いこと距離を置いてしまっているのだけど、来年はボチボチ復帰に向けて動いてみようかね……。おそらく『スマブラSP』を買うことになると思うが。

というか、最後に遊んだスマブラが『ノーモア★ヒーローズ3』ってのもどうかと思うんだ。(微ネタバレ)

■ゲームの2024年(個人)
振り返ってみれば、予定に無かった新作の購入がやたら多い1年だった。

筆頭は例によって『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』。繰り返しになるけど、『ファミコン探偵倶楽部』の完全新作が発表されて年内に出てしまうとか、さすがに予想外にも限度がありますわな。2024年発売の新作の中でも、特に楽しみだった『闇の仕事人KAGE Shadow of The Ninja』なんて、同じ時期に発売されたあまり、完全にその影に隠れてしまったし。『KAGE』だからって、そこまでせんでも……。

『ファイナルファンタジーVII リバース』の購入も予定外のひとつ。背景にあったのは電ファミニコゲーマーさんの案件だったが、結果的に前作のリメイクに限らず、オリジナルのリマスター版までやり通してしまったりと、すっかりこの世界観とストーリーに魅了されてしまった。気が付けば、今まで遊んだ『ファイナルファンタジー』シリーズの中では最も時間を割いた作品になったように思う。それまでダントツだった『ファイナルファンタジーIII』もピクセルリマスター版で改めて遊ぶ機会があって、少しだけ総プレイ時間が伸びたけど。

ただ、シリーズ行脚をすると目標にしていた割には偏りが大きかったな……と。2025年も引き続き、行脚は続けていくつもりなので、まずは積んでいる状態にある『ファイナルファンタジーII』をやっていきたい。その後に『ファイナルファンタジーIII』……って、また総プレイ時間が伸びるな、こりゃ。

ほかに予定外だったものでは『ドラゴンズドグマ2』、『Rise of the Ronin』、『Nintendo World Championships ファミコン世界大会』、『聖剣伝説 VISIONS of MANA』、『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』、そして『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』。ホントにいつになく多かった気がする。

そして、後継機発表で引退の足音が聞こえ始めたSwitchが思いのほか踏ん張った印象。昨年参上のPS5も頑張っていたけど、なんか夏頃の稼働機会が少なく、消化不良だった感がある。Switchからのインディーゲーム移行が目立つPCは相変わらずだった。けど、今年は『Victory Heat Rally』のようにSwitchとPCとで差異のないタイトルもあったりして、昨年ほど動きは目立っていなかったようにも思う。なお、スマホとタブレットは完全に空気でした……。

積みゲーに関しても、3月にまる1ヶ月ほど新作にも旧作にも手が付けられない地獄のような事態に見舞われたりもしたが、新作の放置は昨年同様、最小限に抑え込めた印象。ただ、強いて言うなら『FF7 リバース』と『Rise of the Ronin』の2タイトルはあの当時にもひと段落させておきたかった。それぐらい、あの1ヶ月に及ぶ全停止はガチで恐怖を感じるほどヤバかったので、来年は繰り返さないようにしたい。

あとは当面は新作や旧作の購入よりも積みゲー攻略最優先で。
一応、新春セール巡りはするつもりだけど、今年ほどの量を買うのは控えるかもしれない。

■サイトとブログ、ライター業務の2024年
サイトとブログも、3月のアレはヤバかった。何も手が回らなかったし……。それでもサイトに関しては、そこそこ未掲載レビューを載せられただけ良かったけど、ブログの方がからきし。できれば年内にはまとめておきたかった『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』の感想も書けなかった。とりあえず、おそくとも1月中にはまとめておきたいな……と。それを過ぎたら、サイトの方にレビューを載せて終わりとします。

ライター業務に関しては、まさか会ってお話しできるとは夢にも思わなかったクリエイターの方々へのインタビュー取材をいくつも経験したのが大きすぎた。相応にメチャクチャ緊張したりもしたが。

▼『FFVII リバース』野村哲也氏が語る、『FFVII』の特別さとは? オリジナル版から25年以上の時を経てなお語り継がれる“あのシーン”について、その思いを語る

ダントツだったのが『ファイナルファンタジーVII リバース』で単独取材した野村哲也さん。正直、この取材は「な、なんで俺は野村哲也さんにインタビューを……!?」と、今も現実だったのか半信半疑で居る(汗)。直前の打ち合わせでも、担当の方に質問の内容とか『FF7』のことなどあれこれご相談してしまって……ホントにあの時はありがとうございました(&お世話になりました)。ああもガチガチだった自分の質問に快く答えてくださった野村さんにも恐縮の限りです。そして、色々つたないレポートとインタビューになってしまってすみませんでした……。

▼「“回復”はプレイヤーの時間を奪う要素だから要らない」──『サガ』生みの親・河津秋敏氏が語る、超鋭角な「攻める」ゲームデザイン論。最新作『サガ エメラルド ビヨンド』では短くかつヒリつくバトルを追求、「プレイヤーに同じような体験を何度もさせない」ことを目指した

そんな『ファイナルファンタジーVII リバース』に限らず、『サガ エメラルドビヨンド』の取材でもスクウェア・エニックスに行く機会があり、そこでは『サガ』シリーズ生みの親の河津秋敏さんともご対面した。

この取材は自分自身、書記に徹したため、質問する側としての参加は無かった。けど、スクウェア・エニックスのクリエイターさんの中で、個人的に最もそのお姿を雑誌などを通して目にしていた御方が目の前で話している衝撃は凄かった。思わず「神は実在した……」と心の中でボヤいたという。

▼『ドラゴンズドグマ 2』の“ポーン”は「友だちの子どもを預かって遊びに行く」ような体験をイメージしていた。思い通りに動かないからこそ愛おしくなり、話のネタにしたくなるドラマチックな体験が生まれる

あと、この仕事を始めてからの目標のひとつだったカプコンへの訪問もついに果たし、そこで平林良章さん、伊津野英昭さんともご対面した。初めて訪れたカプコンはロビーが垂涎モノでした。ロックマンくん(ぬいぐるみ)、大きかったなぁ……。あとアマテラス、新作発売決定おめでとう。ただ、この取材の数ヶ月後、伊津野さんが退社されるとは思いもしなかったが。今思うと貴重な取材だったのだろうか。

現時点では表に出ていないけど、ほかにもビックリするような方々への取材が数回あって、本当に刺激の強い1年だった。同時に自分自身、インタビュアーとしての経験が足りていなさすぎると実感することも多々。なので、2025年はさらにその経験を積んでいきたく思う。

しかし、インタビュー周りでは貴重な経験を積めた一方、イベント取材が全滅に終わったのはいかんともしがたい。東京ゲームショウはまだしも、デジゲー博にも行けず終いになってしまうって……。さすがに来年は行かなくては。

▼ゼルダ姫が主人公の『知恵のかりもの』は、“2Dゼルダ”新時代の幕開けを告げるのか?
▼「悪魔城ドラキュラ」シリーズ復刻の“最大の壁”を乗り越えた『ドミナスコレクション』 制作陣への感謝とプレイのススメ
▼『F-ZERO』2作のSwitch復刻とともに振り返る、開発会社「朱雀」が残した作品たちとその軌跡

それ以外に執筆した記事だと、リアルサウンド テックさんで書いた上の3本は、1年前に書いた記事の答え合わせみたいな内容になってしまって、「こんなことがあるんだな……」と書いてて思ったとか。

特に『ファルコン伝説』の「カードeリーダー+」コンテンツ実装版登場はホントに「まさか!?」って感じだった。『ドミナスコレクション』もだけど、また来年もこういう昨年書いた記事の答え合わせみたいな展開があったりするのだろうか。とりあえず、その辺は流れに身を任せる……。

とにもかくにも、2024年もありがとうございました。

2025年の本館「box sentence」の更新は1月12日から、ブログは1月5日から通常更新を再開予定です。

体力低下と老化が深刻な問題になり始めているこの頃。ガチで2025年は維持と強化に努めたい。そして、今度は「早寝早起きは三文の損」じゃなくて「早寝早起きは三文の徳」と感じさせてください。朝型に戻らせて……。

そんなこんなで、良いお年をお迎えください。