▼さえぎるすべてをブチ壊せ。3Dアクションゲーム『ドンキーコング バナンザ』が、7月17日にNintendo Switch 2 で発売決定。（任天堂公式サイト：トピックス）
初お披露目から1週間が経ったが、なんかいつにも増してこの新作は気になってしまう。
というか、『ドンキーコングリターンズ』以降のシリーズを手がけるレトロスタジオが2019年より、『メトロイドプライム4 ビヨンド』に付きっきりの状態にあるから、新作は今後数年のうちに出てくるものとばかり思ってた。直近に『ドンキーコング リターンズ』のHDリマスター版発売があったのも大きい（開発はレトロスタジオじゃなかったが）。
まさか別ラインで新作が進んでいるとは……ホントに意表を突かれる思いだった。
現時点では公式サイト、公式トレイラー、それから「Nintendo Today！」とツリーハウスのアーカイブ動画以上の公式情報は出ていない。ただ、なんか見れば見るほどにこのドンキー、強烈な関心を誘う部分がある。
◆どこが開発している？
一番気になるのがこれ。バナモンドを獲得した時のカット、UIデザインが思いっきり『スーパーマリオオデッセイ』のそれで、任天堂の東京チームが作っていそうな感じが滲み出ている。
たしかに『スーパーマリオ3Dワールド＋フューリーワールド』から、東京チームは長いこと音沙汰がない状態が続いていたが、もしこれで本当にこのドンキーを作っているのだとしたら、3Dマリオの新作は当面お預けってこと……？
フューリーワールドを新作の伏線として密かに期待していた身としては、ちとモヤモヤしてしまう。
けど、東京チームが作るドンキーコングは『ジャングルビート』以来20年ぶり、しかもチームのデビュー作でもある。事実上のカムバックとも言えるこの展開は素直に熱すぎる。今の時点では続報待ちだけど、本当に東京チームが手掛けているとなったら、Switch 2本体との同時購入タイトルは本作で決まりかも。
……と言っても、自分が購入するのは9月以降になってしまうのだが。
（それまではネタバレ踏まないように気を付けよう……）
◆なんかワニっぽい敵がいる
ここ最近の『ドンキーコング』シリーズの流れに準じてか、今回の新作も新キャラ兼組織「ヴォイドカンパニー」がドンキーの敵として登場することが告知されている……が。
隕石（？）の上に居るヴォイドカンパニーの周囲にデカいワニの頭みたいなのがいるのはなに……？（このシーン）
トレイラーもよく見てみると、ドンキーがワニ頭の雪像と戦っているシーンがあり、それを壊すと骨になったワニと思しき者が出てくる瞬間が映っている。（このあたり）
ワニと言えば、長らく表舞台から遠ざかっている「クレムリン軍団」と大ボスのクルールだが……出るの？それはそれで、古くからシリーズに触れてきている人間には待望だけど、“石像”で“骨”っていうのがどうにも引っかかる。
「実は新キャラでした」「ワニじゃなくて恐竜でした」ってオチもありそうな。
◆壊し放題かと思いきや、例外も？
「Nintendo Today!」に掲載された情報によれば、コンクリートは破壊できないとか。
ただ、パンチでのケースなので、他の手段であれば壊せたりする……のかどうか。
あと、コンクリートの模様が昔の『ドンキーコング』の鉄骨になっているのにはちょいとニヤリ。というか、トレイラーに一瞬映る巨大な石像のボス（なんかこれも、よく見るとワニっぽさが……ってか、頭部にあるのは王冠？）にもコンクリートの模様が入っている。パンチ以外の破壊方法があると見ていいのかどうか。
ほかだとアクションの一部に『ジャングルビート』の「クラップキャッチ」的なものがあるとか、トレイラーにもある昔の『スーパードンキーコング』を模した2Dエリアもどれぐらいの量とバリエーションが用意されているのか、ダチョウのキャラクターはあの「エクスプレッソ」なのか、音楽担当は誰かなどが気になる。
なんとなく、今回の新作には『スチームワールドディグ』や『テラリア』っぽい黙々と壊し続けてしまう（掘り続けてしまう）面白さもありそうで、中毒性も高めなんじゃとか考えてしまうが、こればかりは製品版を触ってみないことにはなんとも言えず。（直近で体験会があるけど、自分は応募しなかったんで行けないし……）
とにもかくにも、3Dアクション作品としては『ドンキーコング64』以来の新作にして、新たな試みも多々見られる本作。次に情報公開があるとしたら6月頃……になるのか。それとも、意外と早い？
本当に気になる事柄が多いだけに、まとめて明かされる時を心待ちにしたい。
そう言えば『フューリーワールド』も最初、匂わせてからの詳細発表というパターンだった。
……やっぱり東京チームが作ってるのはガチなのか。
（これで目玉のある無機物が登場するのにちなんで、レア社も関わって……いたりしたら大事件だぞ。）