見出し通りの情勢のまま、年の瀬を迎えてしまった。
本当はもっと余裕のある年の瀬を迎えるはずだったのに、今月初めに身内で起きたトラブルの影響で、あらゆるスケジュールが台無しになってしまった。そのせいか、今月はいつになく時の流れが遅く感じたように思う……。
ひとまず、年末ということで1年の統括。
■個人的な2021年
またも新型コロナウィルスに振り回された1年。ただ、昨年コロナによって台無しにされた目標のリベンジが一部達成できたり、現状を打破するための行動が実を結ぶなど、いいことも相応にある1年だった。
最後の12月に沢山ぶっ壊されもしたが……。ただ、気付かされたことも沢山あり、生活リズムの改善に繋がった所もあるので、結果オーライとしよう。一連の出来着を通し、最近、言葉を交わす頻度が落ちていた父親とも色々話せて、少し昔のような関係に戻れたところもあったし。
それと、ワクチン接種の始まりとその完了で、1年半ぶりに都内へと足を踏み出すなど、行動範囲を広げられた(元に戻せた)のも良かった。公開延期が続いていた映画007の新作、『007 ノータイム・トゥ・ダイ』も丁度、それが可能になるタイミングでの上映で安心して見れたし、昨年の鬱憤を晴らせて満足です。
ただ、新たな変異体が現れ、拡大傾向を見せている今は、また少し行動制限をかける状況になってしまっているけど。年明けの初詣も地元だけで済ませることにしたため、新春セール巡りも中止確定となってしまった。無念。
だが、状況は着実に改善されつつある。2022年は完全とまでは望まないが、ほぼ収束とも言える段階になって、色んなことが元通りになってくれればと思う。今年以上によい1年になってくれることを切に祈るばかりです。
■ゲームの2021年(世間)
こちらもまた新型コロナウィルスが影を落とすも、昨年は完全中止となったE3がオンラインで復活、東京ゲームショウも限定的ながら現地開催が復活するなど、改善の兆候と時代に合わせた進化が見て取れる1年だった。
また、昨年は縮小版しか放送されなかった『Nintendo Direct』は完全復活。『スプラトゥーン3』の発表に『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド続編(仮)』、『ベヨネッタ3』の新映像公開など、サプライズや待望の続報が相次いで、久しぶりに盛り上がった感じだった。
昨年、世代交代を果たしたPlayStation 5、Xbox Series X|Sでも、注目の新作発売が連続。だが、半導体の供給不足による本体の品薄は全く持って改善されず、未だに抽選などを通さないと買えない状況にあるのは残念すぎた。転売も深刻な問題になっているし、さすがにそろそろ今以上に強烈な対策を打たないと(罰則を設けるとかしないと)ダメなのでは。2022年も半導体の件から品薄は継続しそうだが、最低限、転売絡みの問題に関しては何かメスが入る展開になることを祈りたい……。
個人的にもそろそろ、どちらかを買っておきたい気持ちになってきているだけに。
恐らく、Xbox Series X|Sが先行すると思われるが。
他に印象的だったことで、ついに配信を迎えた『ウマ娘 プリティーダービー』の爆発的大ヒットも忘れてはならない。まさかあんな世間を沸騰させるほどの人気を呼ぶとは思いもしなかった。
あと、先日の「リアルサウンドテック」さんの記事でも書いたことだが、今年は時空が歪んでいると言ってもいいほど、懐かしのタイトルの新作やリメイク、復刻(リマスター)が多かった。
何となく昨年暮れの時点でそうなりそうな予感はしていたが、想定を遥かに上回った印象。ただ、その影響で完全な新作タイトルが話題を喰われ気味なところもあったので、2022年は自重して欲しいな……と。
幸い……と言っていいのか際どいが、2022年は『ELDEN RING』に『スプラトゥーン3』など、新作が大きく賑わいそうなので、歪みはあってもホドホドな感じであって欲しい。『アクトレイザー・ルネサンス』のような不意打ちを決めてくるケースもあるだけに、油断はできないが……。
■ゲームの2021年(個人)
昨年は自分のゲーム人生としては前代未聞な、任天堂発売のゲームを1本も買わずに終わる年になってしまった。対する2021年は一体、どのようなことになったのか。
……任天堂のゲーム買いまくりの1年になりました。
何と言っても待ちに待ったリメイク版『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者・うしろに立つ少女』の発売!2021年最初にして復活第1発目の『Nintendo Direct』で、まだかまだかまだかと待っていた続報と発売日の発表が行われたのは本当に身震いするほど嬉しかった。5月14日の発売日を迎え、ゲーム本編のプレイを始めた時にも不意に涙が出たほど。こんなにもひとつのゲームが発売されることに興奮し、感動を覚えたのは本当に久しぶりの出来事だった。昨年、全然続報が来ず、長々と苦しめられた反動もあるが。
ゲーム本編も豪華版というに相応しい出来に感動。新要素のフルボイスも驚くほど自然に馴染んでいたほか、「できればこの声優さんに演じてもらいたいな……」と思っていたキャラクターに本当にその御方が配役されたのには歓喜するしかなかった。ネタバレだらけの感想記事でも書いたけど、改めてここでも書かかせてもらう。『うしろに立つ少女』の日比野先生役を演じられた三木眞一郎さん、本当にありがとうございます!!
だが、ひとみちゃん……君の声の主は想定外の極みだったよ!!(汗)
そんなファミ探の発売だけでも大満足なのに、10月にはメトロイドの新作『メトロイド ドレッド』まで発売されて、本当にビックリした。これも相当な傑作に仕上がっていたのに加え、日本国内でも結構なヒットを飛ばしたのが嬉しい。まさか1年の内に坂本賀勇さんが深く関与したタイトルの新作を立て続けに遊べるだなんて、夢にも思わなかった。
他に1年ぶりの任天堂タイトル第1号として参上した『スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』も完全新作の『フューリーワールド』が凄く良かったし、ボタン操作で遊べる作りになった『ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD』も印象深い。そして、まだプレイ途中だけど『バディミッションBOND』も忘れてはならない。
2022年も『スプラトゥーン3』が控えているので、昨年みたいに1本も買わずに終わるということは無さそう。スイッチも5年目突入ということで、何かしら動きがあるかもしれないし、ますます目が離せなさそうだ。
なお、任天堂タイトルのラッシュとは対照的にPS、Xbox、PCは総じて大人しい動向に収まった。ただ、PCは『LOOP HERO』に『Inscryption』などの強烈な新作が相次いだ印象が強い。
スマホはプロセカに集中特化でした。もう完全に日課。配信から1年が経った今もプレイし続けている点で、名実ともに自分にとってのキラーアプリ(必携品)になりました。2022年も変わらずプレイし続けます。
あと、ファミ探もそうだけど、今年は懐かしのタイトルばかり買って、完全な新作に触れる機会がいつになく少なかった。11月にかけて巻き返しは図れたが、これに関してはかなりの反省点。
2022年はこのような傾向に陥らないよう、なるべく新作に目を向けるようにしたい……。
■サイトとブログ、ライター業務の2021年
ブログの移転は大きな出来事だった。
長いことエキサイトブログを使ってきたけど、昨年暮れから理解に苦しむ仕様変更が相次いで使い勝手が悪化の一途を辿り、ついに我慢の限界に達してWordpressへと移行&丸替え。プラグインの更新や設定など、以前とは違う事柄に神経を配る手間は増えたけど、色々制約を気にしない更新ができるようになったのは良かった。エキサイトブログの仕様上の問題で、過去記事の移行が手作業でやらざるを得ないというのが甚大なストレスだが。
今のところ、一部しか進められず、年内に2020年分を全て移すという目標も未達に終わってしまったが、来年もできそうなものは順次実施して、最終的に旧ブログを畳める状況にまで持っていければと思う……。
あと、サイトは下半期以降、諸々あって縮小更新続きになってしまったのを改善したい。折角、今年前半にレビュー掲載の流れが作れていたので、これの修復を進めたいところ。何とかあの時のサイクルを確立させたい。
ライター業務に関しては、年明け間もない頃は昨年と変わらずだったが、オンライン講演の取材を経験できたこと、現地イベント、インタビューの取材に僅かながら復帰できたのは大きかった。
また、新たに「電ファミニコゲーマー」さんにて活動するようになったこと、長らく活動停止状態にあった「リアルサウンド テック」さんに復帰したのもかなり大きな出来事だった。特に電ファミさんでは本当に記事執筆から取材まで、貴重な体験と勉強をさせていただいた(いただいている)次第。書いた記事も反響の大きかったものが幾つかあって、大手メディアさんの凄さとそのような場で記事を書く心構えを叩き込まれた感じです。
電ファミさんでは来年以降も活動していきます。
またこれまでの「もぐらゲームス」さん、「Mogura VR / MoguLive」さん、「BadCats Weekly」さん、「SQOOL.NETゲーム研究室」さん、そして「リアルサウンド テック」さんでも引き続き活動していく所存。特にSQOOLさんでは新たに旧作ゲームレビューを執筆するようになったので、この数を来年は増やしていければと思う。
他にもうひとつ、どこか新しい活動場所も見つけたいところ。
とにもかくにも、2021年もありがとうございました。
2022年の本館サイト「box setence」は、上旬に予定が立て込んでいる都合で1月16日から、ブログは1月3日から通常更新を再開予定です。ただ、上旬の動向によっては1週間延ばすかもしれません。
ひとまず、12月ほどの混乱が年明け早々にないことを祈るまでだ……。
そんなこんなで、良いお年をお迎えください。
来年はコロナもより落ち着いて、ほぼ元通りになりますように……。
しかし、三箇日は最小限の特番しか見ずに終わりそうな予感。
というより、ここしばらくテレビを見る気が急激に失われつつある。
もしかしたら、2022年はテレビ離れが加速する年にもなるのかもしれない。
(なぜ年内で終わってしまったんだ、『シュガー×シュガー』……)