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≫イレギュラーハンターX(備考録)
■発売元 カプコン
■ジャンル アクション
■CERO A(全年齢対象)
■定価 パッケージ版:4800円(税別)、カプコレ版:1980円(税別)
ダウンロード版:700円(税込)
■公式サイト ≫ソフトウェアカタログ
▼Contents Index ≪Last Up Date:5/29/2016≫
▼『イレギュラーハンターX』:レビュー / ▼『イレギュラーハンターX』:スタッフリスト

◇オリジナル版『ロックマンX』からの設定変更点のまとめ
◇ダウンロード版の補足情報
◇OVA『The Days of Σ』:制作スタッフ情報
◇スタッフコメント:抜粋
--- 参考資料 ---
■R20 ロックマン&ロックマンXオフィシャルコンプリートワークス(カプコン)
■アニメ版『ロックマンエグゼ』シリーズ(初代、Axcess、Stream、BEAST+)(小学館)
■アニメ版『流星のロックマン』シリーズ(初代、トライブ)(※録画VHS)
■ロックマンX大全書(双葉社)
■『ゾイド -ZOIDS-』&『ゾイド新世紀スラッシュゼロ』(Happinet)
■『爆走兄弟レッツ&ゴー! ! WGP』(※Youtube公式配信版)
■『ソードアート・オンライン』シリーズ(アニメ版一期、二期)(アニプレックス)
■『エレメンタルジェレイド』(ジェネオン・ユニバーサル)
■『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』(ジェネオン・ユニバーサル)
■『WORKING'!!(第一期)』(アニプレックス)
■『ガリレイドンナ』(アニプレックス)
■『ロックマン8 メタルヒーローズ』(※ゲーム本編、スタッフクレジット)
■『ロックマンX4』(※ゲーム本編、スタッフクレジット)
■『ロックマンX8』(※ゲーム本編、スタッフクレジット)
■『ロックマンロックマン』(※ゲーム本編、声の出演)
■『メタルギアソリッド3 スネークイーター』(※スタッフクレジット)
◇オリジナル版『ロックマンX』からの設定変更点のまとめ
オープニングの『Based on Rockman X』の通り、今作はスーパーファミコン版『ロックマンX』を新たな解釈に基づいて再構築された作品な為、数多くの設定変更が成されている。


◆VAVA
エックスに対して異様な敵対心を抱いているという設定が加わり、オリジナル版の戦闘狂というイメージから打って変わって、感情的なキャラクターへと改められている。VAVAモードにおいては、その面の掘り下げが行われる。
また、額のシグマの刻印が無くなり、代わりに自らの名を現すVの刻印が刻み込まれている。

◆イレギュラーハンター本部と女性オペレーター
オリジナル版『ロックマンX』では、仲間のハンター達が倒され、孤立無援の状況下でエックスとゼロがシグマの軍勢に戦いを挑むという設定になっていたが、今回は本部側が辛うじて残っているという設定に改められ、会話に女性オペレーターが参加。孤立無援の状況下での戦いという印象が薄れた。
ちなみにこの女性オペレーター、オリジナル版の時点で既にキャラクターが構築されており、当初は二人のサポート役として登場する予定だった模様。実際にそのラフスケッチを『R20 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス』の215ページで拝む事ができる。すなわち、このキャラクターはオリジナル版の没ネタを復活させたものである。
なお、オリジナル版の時点では髪型は本家ロックマンシリーズのロールに準じたポニーテールとなっていた。対し、今作で起用されたオペレーターの髪型はロングヘア。また、髪の色は『ロックマンX コマンドミッション』に登場したオペレーター・ナナを髣髴とさせるピンクになっている。更に追記すると、スタッフクレジットを見ても明らかだが、彼女の声を演じる声優の小林由美子氏は『ロックマンロックマン』のロックマン役である。

◆ケイン博士
基本的なデザインは『ロックマンX2』以降のものと変わらないが、背中に巨大な生命維持装置を装着し、生き永らえている老人という設定に改められた。
更にOVA『The Days of Σ』では、シグマが反乱を起こした際に放たれたミサイルの爆風に巻き込まれ、死亡したかのような描写まで盛り込まれた。仮に『イレギュラーハンターX2』を出す場合、彼の扱いはどういう事になっていたのか?
ちなみにOVAには、シグマとの会話シーンもある。
何気にオリジナル版はおろか、後のシリーズでも一切拝めなかった貴重なシーンである。

◆ボスキャラクター達
一部のボスキャラクターはオリジナル版準拠だが、何人かは全く違うキャラクター付けやデザイン変更が成されている。

◇ランチャー・オクトパルド
自らを『水中戦闘のアーティスト』と称し、美しく戦う事に至上の喜びを感じるナルシストっぽいキャラクターへと改められた。デザインもより、タコらしさを強調したものになっている。
また、オリジナル版では人間達を守る事に疑問を感じ、シグマ側に付いたという設定だったが、今作ではその美意識をシグマに認められた事から反乱に加わったというものに。更にオリジナル版と異なり、シグマステージのボスラッシュ第一号になっている。(オリジナル版はブーメル・クワンガー)

◇ストーム・イーグリード
基本的な設定はオリジナル版と変わらないが、部下を人質に取られた為にシグマの軍門に下ったと推測される話がスティング・カメリーオ戦にて語られる。また、エックスが彼の事を尊敬していたという設定も加わっているほか、OVAではゼロと親し気に会話するシーンもある。

◇スパーク・マンドリラー
デザインを見れば一目瞭然だが、右手がドリルになっている。

◇ブーメル・クワンガー
オリジナル版ではシグマ側に付くのが面白そうという短絡的な理由で参加してたが、どちらがレプリロイドの未来の為になるのか、分析した結果、参加したと全く別の理由に改められている。更に性格も気分屋で残忍から、正義や悪といった概念を持たない頭脳派という、これまたオリジナル版とは決定的に異なるキャラクター付けが成されている。
また、オリジナル版ではボスラッシュ第一号だったが、先の通りにランチャー・オクトパルドにその座を奪われた。

◇アイシー・ペンギーゴ
オリジナル版ではシグマ側につくに当たって、自身が所属する第13部隊の隊長を殺害したという設定があったが、これが無くなっている。また、エックスとは顔見知りであり、OVAにてその様子が見れる。

◆シグマの顔の傷
OVAのネタバレになってしまうが、覚醒したエックスによってつけられた設定になっている。
一応、オリジナル版では後発の『ロックマンX4』にて、イレギュラー状態のゼロによって付けられたという設定になっていた。ただ、この後にケイン博士に修理されたというのを考えれば、それほど派手な変更点とは言えない…かも。

◆シグマが蜂起した理由
オリジナル版ではある日突然イレギュラー化し、レプリロイドの為の世界を創造するべく反乱を起こす…というものとなっていた。対し、今作では「悩む」という特性を持ったエックスに秘められた「無限の可能性」の存在から、自分達レプリロイドの進化を促す為に反乱を起こしたと改められている。
その事から、何処となく『ロックマンX8』のラスボス戦の最終形態戦前の会話シーンにあった「シグマは決して狂っていた訳ではありませんよ。」の台詞を示したかのような設定である。
そういう意味では今作、『ロックマンX8』の時間軸における前作と言えるのかもしれない。
(ちなみに今作のシナリオライターはX8と同じ人物である)
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◇ダウンロード版の補足情報
今作はダウンロード版も販売されている。パッケージ版は既に新品の在庫が欠品し、中古でしか拝めなくなってしまっているが、ダウンロード版は今もなお配信が続いている。値段も税込700円(※2016年現在)とリーズナブルになっており、パッケージ版を買うよりも遥かにお得。

更にダウンロード版特有の強みで、本編の難点の一つだった処理落ちが消滅するというのがある。但し、これはプレイステーションVitaで遊んだ時に限っての事で、プレイステーションポータブルでプレイした場合は処理落ちが発生する。メモリの差によるものかもしれない。
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◇OVA『The Days of Σ』:制作スタッフ情報
今作に収録されたオリジナルアニメ『『The Days of Σ』の製作スタッフは、かつてテレビ東京系列で放送された『ロックマンエグゼ』シリーズに携わった人物が大半を占めている。
以下、アニメ版エグゼシリーズと関連する一部スタッフの簡単な紹介。


◇加戸誉夫(※今作の担当:本編・絵コンテ、監督)
アニメ版『ロックマンエグゼ』シリーズ及びアニメ版『流星のロックマン』シリーズの監督。XEBECや小学館ミュージック&デジタルエンタテイメント作品に多く参加している人物で、エグゼ以外ではゾイドシリーズ(ゾイド -ZOIDS-、ゾイド新世紀スラッシュゼロ )が代表作として挙げられる。

◇二瓶勇一(※今作の担当:X編・絵コンテ)
アニメ版エグゼシリーズの二作目『ロックマンエグゼAxcess』以降のシリーズに絵コンテで参加。ゲーム絡みでは『メタルギアソリッド3 スネークイーター』でも絵コンテで参加している。

◇うえだしげる(※今作の担当:VAVA編・絵コンテ)
『ロックマンエグゼAxcess』以降のシリーズに演出で参加。
監督作で『エレメンタルジェレイド』などがある。

◇坂崎忠(※今作の担当:演出)
アニメ版エグゼシリーズの原画、作画監督。但し、参加したのは三作目の『ロックマンエグゼStream』まで。四作目の『BEAST+』には未参加。エグゼ以外ではゾイドシリーズ(ゾイド -ZOIDS-、ゾイド新世紀スラッシュゼロ)のキャラクターデザインが代表作として挙げられる。

◇大槻敦史(※今作の担当:キャラクターデザイン、プロップデザイン、作画監督)
アニメ版エグゼシリーズ、アニメ版『流星のロックマン』の絵コンテ・演出。
監督作品として『WORKING'!!(第一期)』、『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』などがある。

◇石原満(※今作の担当:原画)
アニメ版エグゼシリーズのキャラクターデザイン・作画監督。
代表作に『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』シリーズ(キャラクターデザイン・作画監督)などがある。

◇足立慎吾(※今作の担当:原画)
アニメ版エグゼシリーズの原画、作画監督。
『BEAST+』ではキャラクターデザイン。アニメ版『流星のロックマン』シリーズにも携わった。代表作に今作の後に手掛けた『ソードアート・オンライン』シリーズ、『ガリレイドンナ』(いずれもキャラクターデザイン)などがある。



また、アニメーションを制作したジーベックは『ロックマン8 メタルヒーローズ』、『ロックマンX4』にもムービー担当で参加している。その為、今作は同社にとって、約8年ぶりとなるゲーム版ロックマンシリーズへの復帰作でもあったりする。
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◇スタッフコメント:抜粋
『R20 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス』の194〜197ページに掲載された開発スタッフのコメントを抜粋。コメントはキャラクターデザイン監修の吉川達哉、キャラクターデザインの水野圭祐、エグゼクティブプロデューサーの稲船敬二の三名。


■「戦いを敵側から見たらどうなるのか?」というところと、ファンに対する意外性を出したくてVAVAモードを入れた。ゼロが使えると言っても、当たり前すぎてつまらない。(稲船氏)

■初期デザインのコンセプトを中心に担当した。例えば、ともすると大きくなりがちなエックスの手足サイズをポリゴンに落とし込むために抑える必要がある。そのギリギリのサイズを模索し、スタッフ間で統一する為に『頭のサイズと足の太さが同じ』と言った設定を自分の方で決定した。勿論、シグマのアゴは自分が担当したX8を完全踏襲した(笑)。(吉川氏)

■まさかのVAVAが参戦という事で、ロックマンX、VAVAファンの僕にとっては嬉しい企画だった。ボスのデザインが少しずつリニューアルされていたのもあって、新鮮な気持ちで描いていた。(水野氏)

■コンセプトを用意した後、実際のデザイン作業は若いスタッフにお任せした。ボスに関しても、今回『変わった』という事が感じられるように微妙にリファインした。また、若いスタッフがおもちゃが大好きで、彼らがデザインしたらおもちゃになったら欲しいかと聞いたりした。そして、いらないと答えたら欲しくなるようにして、と(笑)。(吉川氏)

■個人的にオリジナルの『ロックマンX1』が大好きだったので、今作の開発に参加できてうれしかった。シンプルだけど奥深いゲーム性があり、デザインもそれに基づく基調が成されている。シリーズの中でも、それが一番分かり易いのがX1だったと思う。(吉川氏)
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