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≫ロックマンX4(備考録)
■発売元 カプコン
■ジャンル アクション
■CERO(推定) A(全年齢対象)
■定価 5800円(税別)
▼Contents Index ≪Last Up Date:7/6/2014≫
▼『ロックマンX4』:レビュー / ▼『ロックマンX4』:スタッフリスト

◇漫画版『ロックマンX4』
◇Windows版『ロックマンX4』
◇エンディングテーマの複雑な事情
◇スタッフコメント:抜粋
--- 参考資料 ---
■R20 ロックマン&ロックマンXオフィシャルコンプリートワークス(カプコン)
■ロックマンX大全書(双葉社)
■ロックマンX4:1、2巻(講談社)
■Wikipedia(※『みすてないでデイジー』に関連する補足情報)
◇漫画版『ロックマンX4』
これまでのロックマンXシリーズに倣い、今作も講談社の月刊児童漫画雑誌『コミックボンボン』で岩本佳浩氏による漫画が連載された。しかし、過去の三作がゲーム終盤まで完璧に描き切ったのに対し、今作は打ち切りの憂き目に遭い、非常に不完全な形で決着。未登場のボスキャラが一瞬で倒されたり、一部の伏線が回収されないまま終わってしまった。
これは1998年頃、ボンボンの編集長が変わり、本来の読者層に影響を与えかねないマニアックな要素を削る方針を打ち出した為。それに『ロックマンX4』も巻き込まれる形となり、打ち切りという結末を辿る事になってしまった。なお、2005年にこの岩本氏が手掛けた漫画版ロックマンXシリーズは復刊版として再販されたが、例によって『ロックマンX4』は打ち切りによる完結となっている。但し、当時は描かれなかった一部のボスとの戦いのシーンが追加されていたりなど、僅かに変更されている部分がある。

ちなみに補足として、1998年のボンボンの方針変更で打ち切りの憂き目にあった作品として『ロックマンX』以外に『がんばれゴエモン(作:帯ひろ志)』、『スーパーマリオ(作:本山一城)』がある。唯一、『王ドロボウJING(ジン)(作:熊倉裕一)』だけは月刊マガジンZに移籍する形になり、『KING OF BANDIT JING』と名を改めて継続した。
著名な作品が無くなった事により、この頃には旧来の読者離れのみならず作者まで離反する事態を招き、後のボンボン衰退の大きな引き金となってしまった。
(ただ、この頃に『サイボーグクロちゃん』などのヒット作が誕生している。)
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◇Windows版『ロックマンX4』
今作はプレイステーション版、セガサターン版の発売から1年後の1998年12月3日にWindows版も発売されている。基本的な内容はオリジナル二つと一緒だが、一部異なる点がある。
以下、オリジナル版と異なる点の抜粋。


■オープニング主題歌、エンディングテーマが削除
ムービーこそそのままだが、プレイステーション版やセガサターン版には無かった新規の音楽に差し替えられている。

■イージーモードの追加
簡単な難易度で本編が遊べるようになった。
設定の変更はオプション画面より行う事ができる。

■サウンドテストの追加
同じくオプションに追加された項目。

■ラスボス戦の曲差し替え
何故か第一&第二形態戦と最終形態戦の曲が差し替えられている。
ただ、実際に聴いてみると意外と合っていたりする。

■隠しコマンドの変更
最初のキャラクターセレクト画面で特定のコマンドを入力する事で、エックスの場合はアルティメットアーマー、ゼロの場合はブラックゼロという特殊な状態での本編プレイが可能になる特典があるが、これが別のコマンドに変更。以下のようになっている。

≪アルティメットアーマー≫
エックスを選択し、↓を押しながら決定

≪ブラックゼロ≫
ゼロを選択し、↑を押しながら決定

ちなみに参考程度にオリジナル版のコマンドは以下の通り。

≪アルティメットアーマー≫
◇PS版:×ボタン2回、左6回、L1ボタンとR2ボタンを押しながら○ボタン
◇SS版:Bボタン2回、左6回、LRボタンを押しながら決定
(いずれもエックスを選択した際に入力)

≪ブラックゼロ≫
◇PS版:R1ボタンを押しながら右6回、次に×ボタンを押しながら○ボタン
◇SS版:Rボタンを押しながら右6回、次にBボタンを押しながら決定
(いずれもゼロを選択した際に入力)

ある意味、改善点と言えなくもない。


この他にもロードが高速化しているなどの違いがある。内容は基本的に一緒とは言え、このバージョンでないと聴けない曲があったりなど、密かに希少価値は高い。ファンならコレクターアイテムとして持っておくべき一本かもしれない。
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◇エンディングテーマの複雑な事情
今作のエンディングテーマ『ONE MORE CHANCE』は『ロックマンX4』の為に書き下ろされた楽曲…と思いきや、何と1997年7月から9月までテレビ東京系列の木曜午前1時45分〜午前2時15分の枠で放送されていたアニメ『みすてないでデイジー』のエンディングテーマであったりする。実は『ロックマンX4』だけでしか聴けないオリジナルの歌ではないのだ。しかも、今作が発売されたのは同年8月。つまり、時系列から見れば、『ONE MORE CHANCE』は『みすてないでデイジー』のエンディングテーマだと断言できる条件が揃ってしまっている。

オープニング主題歌の『負けない愛がきっとある』は今作だけの曲ではある。しかし、エンディングテーマはこのような格好の為、版権周りは複雑なものになってしまっている。2014年現在もプレイステーション3、プレイステーションポータブル、プレイステーションVita向けのゲーム配信サービス『ゲームアーカイブズ』で今作の配信がなかなか行われないのは、このエンディングテーマが原因という説が有力とされている。
何故、二つの異なる作品で同じ曲が起用されてしまったのか、そして、どちらの作品がこの歌の起用を先に決定したのか、その真相は不明。但し、製作期間から察するに、デイジーが先だった可能性が高い為、少なくとも今作のもの断言するには弱いと言えるかもしれない。

◆備考リンク:みすてないでデイジー(Jコミ:原作版)

※2015年2月1日:追記
2014年12月17日にオリジナル版そのままの形でアーカイブズ化が実現。
ここで取り上げている懸念事項は完全にクリアされたと思われる。
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◇スタッフコメント:抜粋
『R20 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス』の148〜155ページに掲載されたスタッフのコメントを抜粋。コメントはプロデューサーの稲船敬二、イラスト担当のSENSEIこと末次治樹氏の二名。


■今回はプロデュース業に専念。デザインは『ロックマンX1、X2』のメンバーに任せた。ただ、ストーリーには全面的に関わった。度合いとしては『ロックマンX』の次くらいで、レプリフォースの設定にはシグマのような完全悪という訳ではなく、感情移入の余地を入れる悪役とした。善と悪は簡単に分けられないというのがテーマ。(稲船氏)

■イラストに関しては今回、ストーリー性が強いのを反映して影の精度を落としている。ただ、ボスのイラストでポーズを考えるのに時間を掛けすぎてしまい、結果的に色はデザイン室の方々に塗っていただいた。その為、ボスは影の精度が高い。(末次氏)

■今作では後の『ロックマンX5』のようにキャラクターデザインはやってなく、パブリシティ向けのイラストを描くだけだった。デザイン画を未ながら格好良く描くのに精一杯だった。(末次氏)

■アイリスはストーリーが重いのもあり、イラストでも切ない表情ばかりになってしまった。そういう事もあって後の『ソウルイレイザー(GBC)』ではちょっとだけ笑わせてあげたり、CD(サウンドトラック)の描き下ろしでゼロとデートさせるなどをやってみた。(末次氏)
⇒ちなみに『ロックマンX5』にも笑顔のアイリスがとあるシーンで登場する。

■セガサターン版でエックスを描かず、ゼロしか描かなかったのは、サターンはマニアックなユーザーが多いからという特例によるもの。(稲船氏)
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